Linux オペレーティングシステムでの警告処置の設定

メモVMware® ESXi オペレーティングシステムの制限上、 このバージョンの OpenManage Server Administrator では警告処置の設定は使用できません。

対応 Linux オペレーティングシステムを実行中のシステムで警告処置を設定する場合、処置を "display an alert on the server"(「サーバーで警告を表示する」)ように指定できます。この処置を実行するために、Server Administrator はコンソールにメッセージを書き込みます。Server Administrator を実行しているシステムで X Window System が実行されている場合、このメッセージはデフォルトでは表示されません。X Window System が実行されている場合に、Red Hat® Enterprise Linux システムで警告メッセージを表示するには、イベントが発生する前に xconsole または xterm -C を開始する必要があります。X Window System が実行されている場合に、SUSE® Linux Enterprise Server システムで警告メッセージを表示するには、イベントが発生する前に xterm -C を開始する必要があります。

イベントの警告処置を設定する場合、"broadcast a message"(「メッセージをブロードキャストする」)ように処置を指定できます。この処置を実行するには、Server Administrator は、メッセージ権限が yes に設定されているすべてのユーザーにメッセージを送信する wall コマンドを実行します。Server Administrator を実行しているシステムで X Window System が実行されている場合、デフォルトではこのメッセージは表示されません。X Window Systems の実行中にブロードキャストメッセージを表示するには、イベントが発生する前に xterm または gnome-terminal のように terminal を開始する必要があります。

イベントの警告処置を設置する場合、"execute an application"(「アプリケーションの実行」)処置を指定できます。Server Administrator が実行できるアプリケーションに制限があります。これらのガイドラインに従って、正しく実行されるようにしてください。

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Microsoft® Windows® 2000、Windows Server™ 2003、および Windows Server 2008 での警告処置の設定

警告処置を指定する場合、アプリケーションの実行機能は Visual Basic スクリプトを自動的に解釈しませんが、ファイルを警告処置として指定するだけで、.cmd.com.bat、または .exe ファイルを実行できます。

この問題を解決するには、まずコマンドプロセッサ cmd.exe を呼び出してスクリプトを起動します。例えば、アプリケーションを実行する警告処置値は次のように設定できます:

c:\winnt\system32\cmd.exe /c d:\example\example1.vbs

この d:\example\example1.vbs はスクリプトファイルへの完全パスです。

アプリケーションへの絶対パス フィールドには、インターラクティブなアプリケーション(グラフィカルユーザーインタフェースを持つ、またはユーザーによる入力が必要なアプリケーション)のパスを設定しないでください。オペレーティングシステムにより、インターラクティブなアプリケーションが正しく動作しない場合があります。

メモcmd.exe ファイルとスクリプトファイルへの完全パスを指定してください。 

警告処置の設定 Windows Server 2008 でアプリケーションの実行

セキュリティ保護のため、Microsoft Windows Server 2008 は対話型サービスを使用できないように設定されています。Microsoft Windows Server 2008 でサービスが対話型サービスとしてインストールされると、オペレーティングシステムは、そのサービスが対話型サービスとしてマークされたことを示すエラーメッセージを Windows System ログに残します。

Server Administrator を使用してイベントに警告処置を設定する際、「アプリケーションの実行」に処置を指定できます。対話型サービスが適切に警告処置を実行するためには、Dell Systems Management Server Administrator (DSM SA) Data Manager サービスを対話型サービスとして設定する必要があります。 対話型アプリケーションの例としては、グラフィカルユーザーインタフェース (GUI) を伴うアプリケーション、またはユーザーによる入力(バッチファイルでの「pause」コマンドなど)が必要なアプリケーションが挙げられます。

Server Administrator を Microsoft Windows Server 2008 にインストールした場合、DSM SA Data Manager サービスはデフォルトで非対話型サービスとしてインストールされ、デスクトップを通じて対話できないように設定されます。このため、警告処置を実行する際、対話型アプリケーションは適切に実行されません。この状態で対話型アプリケーションを警告処置に実行した場合、アプリケーションは一時停止され入力待ちになります。アプリケーションインタフェース/プロンプトはユーザーには見えず、対話型サービス検出サービスが開始された後も見えないままとなります。タスクマネージャのプロセスタブには、対話型アプリケーションが実行される度にアプリケーションプロセスエントリが表示されます。

Microsoft Windows Server 2008 で警告処置の対話型アプリケーションを実行する必要がある場合、DSM SA Data Manager サービスをデスクトップと対話式に使用できるように設定する必要があります。デスクトップとの対話を可能にする方法:

  1. サービスコントロールパネルで DSM SA Data Manager サービスを右クリックし、プロパティを選択します。
  2. ログオンタブで [デスクトップとの対話をサービスに許可] を有効にし、[OK] をクリックします。
  3. 変更を有効にするには DSM SA Data Manager サービスを再起動します。

変更後 DSM SA Data Manager サービスを再起動すると、Service Control Manager はシステムログに次のメッセージをログします。「サービスは、対話型サービスとしてマークされています。しかし、システムは対話型サービスを許可しないように構成されています。このサービスは正常に機能しない可能性があります。」 この変更により DSM SA Data Manager サービスは警告処置に対して対話型アプリケーションを適切に実行できるようになります。また、対話型アプリケーションによるインタフェース/プロンプトを表示するために、対話型サービス検出サービスが実行されていることを確認してください。これらの変更が終了すると、[対話型サービス ダイアログの検出] ダイアログボックスがオペレーティングシステムにより表示され、対話型アプリケーションインターフェース/プロンプトにアクセスできるようなります。

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