コントローラ
本項では、Storage Management によってサポートされるコントローラ、およびその他のコントローラ機能について説明します。
コントローラとは?
ほとんどのオペレーティングシステムは、ディスクから直接データを読み取り/書き込みを行うのではなく、コントローラに対して指示の読み取り/書き込みを行います。コントローラはシステム内のハードウェアで、データの書き込みと取得を行うディスクと直接やり取りを行います。コントローラには 1 つまたは複数の物理ディスクと接続しているコネクタ(チャネルまたはポート)、または物理ディスクが入ったエンクロージャがあります。RAID コントローラは、複数ディスクの容量を使い、ディスクの境界をスパンして、ストレージスペースを拡張する(すなわち仮想ディスクを作成する)ことができます。
コントローラは、再構築の開始やディスクの初期化など、その他のタスクも実行できます。タスクを完了するには、ファームウェアまたはドライバと呼ばれる特殊なソフトウェアが必要です。コントローラは正しく機能するためには必要な最小バージョンのファームウェアとドライバがインストールされている必要があります。
Storage Management では異なる種類のコントローラがサポートされています。システムにサポートされているコントローラがある場合は、ストレージオブジェクトをツリービューに展開すると、そのコントローラが表示されます。コントローラを選択してタブを表示し、コントローラタスクを実行したりコントローラのプロパティを表示することができます。
異なるコントローラには、データの読み書きおよびタスクの実行方法に異なる特徴があります。これらの機能を理解すると、ストレージを効率的に管理することができます。次の項目では、サポートされているコントローラとその機能について説明します。
RAID コントローラ 技術: SCSI、SATA、ATA、および SAS
Storage Management は SCSI、SATA、ATA、および SAS 技術を使用する RAID コントローラをサポートします。本項では RAID コントローラの使用をサポートする技術を示します。これらコントローラの詳細については、「対応機能」およびコントローラのハードウェアマニュアルを参照してください。
SAS RAID コントローラ
以下のRAID コントローラは、SAS(シリアルアタッチド SCSI)の技術を使用します。
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PERC 5/E |
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PERC 5/i 内蔵 |
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PERC 5/i アダプタ |
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SAS 5/iR 内蔵 |
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SAS 5/iR アダプタ |
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PERC 6/E |
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PERC 6/I コントローラファミリ |
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SAS 6/iR コントローラファミリ |
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PERC S100、S110、および S300 コントローラ |
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PERC H200、H700、H800 コントローラ |
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PERC H310 アダプタ、PERC H310 ミニモノリシック、PERC H310 ミニブレード、PERC H710 アダプタ、PERC H710 ミニブレード、PERC H710 ミニモノリシック、PERC H710P アダプタ、PERC H710P ミニブレード、PERC H710P ミニモノリシック、および PERC H810 アダプタコントローラ |
RAID コントローラの機能
異なるコントローラには異なる機能が付いています。システムに複数のコントローラが接続されている場合は、コントローラの情報 / 設定サブタブに表示されているタスクが各コントローラによって異なることがあります。
またコントローラには、異なる読み取り、書き込み、およびキャッシュポリシーがあり、ホットスペアの処理方法もそれぞれ異なります。仮想ディスクを作成してホットスペアを割り当てる場合は、これらの違いを認識しておく必要があります。
次の説明は RAID コントローラの機能およびそれに関する詳細説明のリンクを示します。各コントローラがサポートする機能については、「対応機能」を参照してください。
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ホットスペア — RAID コントローラでは、ホットスペアは障害が発生したディスクのバックアップです。「ホットスペアを持つ仮想ディスクの保護」を参照してください。 |
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データの再構築。故障した物理ディスクが冗長仮想ディスクの一部である場合、その物理ディスクからデータを再構築できます。「冗長情報の再構築」を参照してください。 |
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仮想ディスクの拡張 — 仮想ディスクの拡張により、仮想ディスクがオンラインの場合でも、ディスクを追加することで仮想ディスクの容量を拡張できます。この機能は、オンライン容量拡張(OLCE)とも呼ばれています。「仮想ディスクタスク」を参照してください。 |
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RAID 移行 — 仮想ディスクの作成後に、RAID レベルを変更できます。「仮想ディスクの再設定 / 移行」を参照してください。 |
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物理ディスクおよび仮想ディスクを別のコントローラに移動 — この機能により、1 つのコントローラから他のコントローラへ物理ディスクおよび仮想ディスクを移動できます。「システム間の物理ディスクおよび仮想ディスクの移動」を参照してください。 |
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読み取り、書き込み、およびキャッシュポリシー — コントローラがデータを読み取りまたは書き込みする方法は異なる場合があります。読み取り、書き込み、およびキャッシュポリシーは、データの暗号化とシステムパフォーマンスを約束するためのものです。「RAID コントローラの読み取り、書き込み、キャッシュ、およびディスクキャッシュポリシー」を参照してください。 |
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整合性のチェック — 整合性のチェックは、仮想ディスクにある冗長データの整合性を検証します。必要であればこの機能によって冗長情報が再構築されます。「冗長仮想ディスクの整合性の維持」を参照してください。 |
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巡回読み取り — 巡回読み取りは、ディスクエラーおよびデータ喪失または破損を防ぐために、ディスクエラーを識別します。詳細については、「巡回読み取りモードの設定」を参照してください。 |
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ディスク移行または外部設定 — 一部のコントローラでは、1 つまたは複数の仮想ディスクを含む物理ディスクを別のコントローラに移行できます。受信するコントローラは外部設定(仮想ディスク)を認識してインポートします。詳細については、「外部設定操作」を参照してください。 |
コントローラでサポートされている RAID レベル
RAID コントローラは、異なる RAID レベルをサポートします。コントローラがサポートする RAID レベルについては、「対応機能」のコントローラ用にサポートされた RAID レベルの項を参照してください。
コントローラでサポートされているストライプサイズ
仮想ディスクを作成する際は、仮想ディスクのストライプサイズを指定する必要があります。異なるコントローラは、サポートするストライプサイズには異なる制限があります。コントローラがサポートするストライプサイズについては、「対応機能」のコントローラ用仮想ディスクの仕様の項を参照してください。
RAID コントローラの読み取り、書き込み、キャッシュ、およびディスクキャッシュポリシー
仮想ディスクを作成する際、仮想ディスクの読み取り、書き込み、およびキャッシュポリシーを指定します。次のサブセクションでは、これらのポリシーについて説明します。
読み取りポリシー
この機能に対応するコントローラについては、「対応機能」を参照してください。
読み取りポリシーは、コントローラがデータを探すときに仮想ディスクの連続セクタを読み取るかどうかを指定します。
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先読みポリシー — 先読みポリシーを使用すると、コントローラがデータを探すときに仮想ディスクの連続セクタを読み取ります。データが実際に仮想ディスクの連続セクタに書き込まれている場合、先読みポリシーはシステムパフォーマンスを向上します。 |
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先読みなし — 先読みなしポリシーを選択すると、コントローラは先読みポリシーを使用しなくなります。 |
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適応先読み — 適応先読みポリシーを使用すると、最近 2 回の読み取りリクエストがディスクの連続セクタにアクセスした場合にのみ、コントローラは先読みを開始します。その後の読み取り要求がディスクセクタをランダムアクセスした場合、コントローラは先読みなしポリシーに戻ります。読み取り要求がディスクの連続セクタにアクセスするかどうかをコントローラは引き続き監視し、必要に応じて先読みを開始します。 |
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読み取りキャッシュが有効 — 読み取りキャッシュが有効になっていると、コントローラはキャッシュ情報を読み取ってディスクからデータを検索する前に要求されたデータがキャッシュにあるか調べます。最初にキャッシュ情報を読み取ると、ディスクからよりキャッシュから検索した方がデータ(キャッシュにある場合)を速く読み取れるため、より高速の読み取りパフォーマンスが得られます。 |
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読み取りキャッシュが無効 — 読み取りキャッシュが無効になっていると、コントローラはキャッシュからではなくディスクから直接データを取り出します。 |
書き込みポリシー
この機能に対応するコントローラについては、「対応機能」を参照してください。
書き込みポリシーは、データがキャッシュに保存されたり、ディスクに書き込まれた後でコントローラが書き込み要求完了信号を送信するかどうかを指定します。
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ライトバックキャッシュ — ライトバックキャッシュを使用すると、データがコントローラにキャッシュされた直後(ディスクへの書き込みは行われていない)に、コントローラは書き込み要求完了信号を送信します。ライトバックキャッシュでは、後に続く読み込み要求がある場合、ディスクよりもアクセスの速いコントローラキャッシュからデータを取得するため、パフォーマンス向上を図ることができます。ライトバックキャッシュでは、コントローラが書き込み完了シグナルの送信を終えていたとしても、システムエラーが発生するとデータが実際にはディスクに書き込まれない事態が起こりうるため、データセキュリティリスクを伴う可能性があります。この場合、データ喪失が発生します。また他のアプリケーションでも、ディスク上のデータが利用可能であると想定した動作をすると、同様の問題が起こります。 |
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メモ:Storage Management では、バッテリを備えていないコントローラに対しては、ライトバックポリシーを選択することはできません。この例外は PERC S100 および S300 です。この制限により、バッテリのないコントローラで停電の際に発生するデータ損失を防ぐことができます。一部のコントローラでは、ライトバックポリシーを Storage Management で使用できなくても、コントローラ BIOS では使用できる場合があります。 |
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ライトバックの強制 — 強制ライトバックキャッシュを使用すると、コントローラにバッテリがあるかどうかにかかわらず、書き込みキャッシュが有効となります。コントローラにバッテリがなく、かつライトバックキャッシュの強制を使用する場合、電源エラーのイベントが生じてデータの喪失が発生する可能性があります。 |
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ライトバック有効 — キャッシュが有効なライトバックをしようする場合、指定された期間内に充電されたバッテリを検知しないと、コントローラファームウェアは書き込みキャッシュを無効にします。たとえば、コントローラよっては、72 時間以内にバッテリの充電をファームウェアが検知しない場合は書き込みキャッシュは無効されます。 |
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ライトスルー— ライトスルーキャッシュを使用する場合、データがディスクへ書き込まれた後のみコントローラは書き込み要求完了信号を送信します。ライトスルーキャッシュでは、システムはデータがディスクに安全に書き込まれた後にのみデータが利用可能であると想定するため、ライトバックキャッシュよりも安全なデータ セキュリティを提供します。 |
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メモ:ライトスルーは、クラスタモードが有効になっている場合のデフォルトの書き込み設定です。 |
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書き込みキャッシュ有効保護 — 書き込みキャッシュが有効である時、コントローラは物理ディスクにデータを書き込む前に書き込みキャッシュにデータを書き込みます。書き込みキャッシュにデータを書き込んだ方がディスクに書き込むより時間がかからないため、書き込みキャッシュを有効にするとシステムパフォーマンスが向上します。データを書き込みキャッシュに書き込むと、システムは自由に他の操作を続行できます。その間、コントローラは、書き込みキャッシュから物理ディスクにデータを書き込んで書き込み操作を完了します。書き込みキャッシュ有効保護オプションは、コントローラでバッテリが機能している場合にのみ使用できます。機能しているバッテリが存在すると、停電が起きた場合にもデータを書き込みキャッシュから物理ディスクに確実に書き込むことができます。 |
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メモ:Storage Management はバッテリのないコントローラへの 書き込みキャッシュ有効保護 ポリシーの選択を許可しません。この制限により、バッテリのないコントローラで停電の際に発生するデータ損失を防ぐことができます。バッテリのないコントローラで 仮想ディスク作成の詳細設定ウィザード を使用すると、ウィザードには、オプションとして 書き込みキャッシュ無効 のみが表示されるか、または書き込みポリシーのオプションは一切表示されません。 |
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書き込みキャッシュ無効 — コントローラに機能するバッテリがない場合は、これが唯一利用可能なオプションです。 |
キャッシュポリシー
この機能に対応するコントローラについては、「対応機能」を参照してください。
ダイレクト I/O とキャッシュ I/O のキャッシュポリシーは特定の仮想ディスクの読み込みに適用されます。これらの設定は先読みポリシーに影響しません。キャッシュポリシーは次のとおりです。
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キャッシュ I/O — すべての読み取りがキャッシュメモリでバッファされることを指定します。 |
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ダイレクト I/O — 読み取りがキャッシュでバッファされないことを指定します。ダイレクト I/O を使用する場合、データはコントローラキャッシュとホストシステムに読み取り要求中に同時に転送されます。次の読み取り要求で同じデータブロックのデータが必要である場合には、コントローラキャッシュから直接読み取ることができます。ダイレクト I/O 設定はキャッシュポリシー設定を上書きすることはありません。ダイレクト I/O はデフォルト設定になっています。 |
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メモ: キャッシュポリシーはバッテリのないコントローラではサポートされていません。 |
ディスクキャッシュポリシー
この機能に対応するコントローラについては、「対応機能」を参照してください。
ディスクキャッシュポリシー を有効にすることによって、仮想ディスクのメンバーすべての物理ディスクキャッシュポリシーを設定します。この機能が有効な場合は、物理ディスクはデータを物理ディスクキャッシュに書き込んでから、物理ディスクに書き込みを行います。データはディスクよりもキャッシュに書き込む方が短時間で済むため、この機能を有効にするとシステムパフォーマンスを向上することができます。
キャッシュポリシーは次のとおりです。
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有効 — ディスクキャッシュポリシーを有効にします。 |
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無効 — ディスクキャッシュポリシーを無効にします。 |
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メモ:SATA ドライブに基づいた仮想ディスクでは、デフォルトの ディスクキャッシュポリシー は 有効 になっており、SAS ドライブに基づいた仮想ディスクでは 無効 になっています。 |
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メモ:SAS 6i/R および PERC H200 コントローラファミリーでは、ディスクキャッシュポリシーは仮想ディスクを作成した後に初めて使用可能になります。 |
PERC コントローラでのバックグラウンドの初期化
PERC コントローラでは、冗長仮想ディスクのバックグラウンドの初期化は、仮想ディスクが作成されてから 0 ~ 5 分以内に自動的に開始されます。冗長仮想ディスクのバックグラウンドの初期化によって、仮想ディスクは冗長データを保守し、書き込みパフォーマンスを改善します。例えば、RAID 5 仮想ディスクのバックグラウンド初期化が完了すると、パリティ情報も初期化されています。RAID 1 仮想ディスクのバックグラウンドの初期化が完了すると、物理ディスクがミラーされます。
バックグラウンドの初期化プロセスによって、コントローラは将来起こる可能性のある冗長データに関する問題を発見し、修正することができます。この点においてバックグラウンドの初期化プロセスは整合性チェックに似ています。
バックグラウンドの初期化は完全に終了するまで実行します。キャンセルすると、バックグラウンドの初期化は自動的に 0 ~ 5 分の間に再開されます。読み書き操作など一部のプロセスは、バックグラウンドの初期化中に行うことができます。仮想ディスクの作成などのプロセスはバックグラウンドの初期化と同時に実行することはできません。これらのプロセスを実行するとバックグラウンドの初期化がキャンセルされてしまいます。
非 RAID コントローラの説明
非 RAID SCSI および SAS コントローラは SCSI および SAS デバイスをサポートする非 RAID コントローラです。これらのコントローラは RAID ではないため、仮想ディスクはサポートされません。Storage Management を使ってこれらの非 RAID コントローラと接続されている SAS デバイスを管理することができます。
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メモ:サポートされている機能はコントローラによって異なります。 |
非 RAID SCSI コントローラ
LSI PCI-e U320 非 RAID コントローラは、小型コンピュータシステムインタフェース(SCSI)テクノロジを使用します。LSI PCI-e U320 SCSI 非 RAID コントローラの ITA は、このリリースでサポートされています。
非 RAID SAS コントローラ
以下の非 RAID コントローラは、SAS(Serial Attached SCSI)の技術を使用します。
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SAS 5/i 内蔵 |
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SAS 5/E |
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SAS 6Gbps アダプタ |
ファームウェア / ドライババージョン
このウィンドウを使用してコントローラのファームウェアとドライバについての情報を表示します。ファームウェアおよびドライバの詳細については、「Storage Management をインストールする前に」を参照してください。
ファームウェア / ドライバのプロパティ
ファームウェアとドライバのプロパティは、コントローラのモデルによって異なります。一部のコントローラでは、Storage Management はドライバまたはファームウェアバージョンを取得できないことがあります。この場合、Storage Management には 該当なし と表示されます。ファームウェアとドライバのプロパティには次が含まれることがあります。
コントローラの正常性
この画面は、コントローラの状態とコントローラに接続されているコンポーネントの状態を表しています。
コントローラの重大度
コンポーネントの状態は重大度別に表示されます。警告または重要 / エラー状態で示されたコンポーネントは早急に対処して、データ損失をできる限り防ぐ必要があります。コンポーネントの状態は、コンポーネントとその低レベルオブジェクトの状態が組み合わされて表示される場合があります。詳細については、「ストレージコンポーネントの正常性状態の判断」を参照してください。
コンポーネントで警告または重要状態が報告された理由を見つけるには、アラートログを調べると便利です。追加のトラブルシューティング情報については、「トラブルシューティング」を参照してください。
重大度 |
コンポーネントの状態 |
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正常 / OK。コンポーネントは正常に動作しています。 |
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警告 / 非重要。プローブまたはその他のモニタデバイスによって許容レベル以上または許容レベル以下のコンポーネントの読み取り値が検出されました。コンポーネントは機能するかもしれませんが故障する可能性があります。コンポーネントはまた、正常な状況で機能していない可能性があります。データが失われた可能性があります。 |
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重要 / 失敗 / エラー。コンポーネントが故障したか、コンポーネントの故障が差し迫っています。コンポーネントは即座の注意が必要です。また、交換が必要な場合もあります。データが失われた可能性があります。 |
コントローラ情報
コントローラの情報は次の項目を参照してください。
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コントローラ |
コントローラのコンポーネント
接続されているコンポーネントの詳細については、次の項目を参照してください。
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コネクタ |
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メモ:エンクロージャを冗長パスモードで接続した場合、コネクタは 論理コネクタ として表示されます。 |
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仮想ディスク |
コントローラのプロパティおよびタスク
このウィンドウを使用するとコントローラについての情報を表示して、コントローラタスクを実行することができます。
コントローラのプロパティ
コントローラのプロパティは、コントローラのモデルによって異なります。コントローラのプロパティには次の内容が含まれていることがあります。
プロパティ |
定義 |
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状態 |
これらのアイコンはストレージコンポーネントの重大度、または正常性を示します。 詳細については、「ストレージコンポーネントの重大度」を参照してください。 |
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正常 / OK 警告 / 非重要 重要 / 致命的 |
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ID |
このプロパティには、Storage Management によってコントローラに割り当てられたコントローラ ID が表示されます。Storage Management はシステムに付属しているコントローラに 0 で始まる番号を付けます。この番号は、omreport コマンドによって報告されるコントローラ ID と同じです。コマンドラインインタフェースについての情報は、『Server Administrator コマンドラインインタフェースユーザーズガイド』を参照してください。 |
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名前 |
このプロパティにはコントローラの名前が表示されます。 |
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状況 |
このプロパティにはコントローラの現在の状況が表示されます。可能な値は次のとおりです。 準備完了 — このコントローラは正常に機能しています。 劣化 — コントローラに障害が発生しており、劣化状況で稼働しています。 故障 — コントローラに障害が発生し、稼働しなくなっています。 |
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ファームウェアバージョン |
このプロパティには、現在コントローラにインストールされているファームウェアのバージョンが表示されます。
メモ:一部のコントローラでは、Storage Management はファームウェアバージョンを取得できない場合があります。この場合、Storage Management には 該当なし と表示されます。
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最小要件のファームウェアバージョン |
このプロパティには Storage Management に必要な最小のファームウェアバージョンが表示されます。このプロパティは、コントローラファームウェアが最小要件を満たさない場合にのみ表示されます。 『Server Administrator Readme』ファイルにリストされているファームウェアとドライバは、それらのコントローラでサポートされている最小バージョンを示しています。これ以降のファームウェアとドライバのバージョンもサポートされています。最新のドライバとファームウェアの要件については、サービスプロバイダにお問い合わせください。 |
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ドライババージョン |
このプロパティには、現在コントローラにインストールされているドライバのバージョンが表示されます。
メモ:一部のコントローラでは、Storage Management はドライババージョンを取得できない場合があります。この場合、Storage Management には 該当なし と表示されます。
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最小要件のドライババージョン |
このプロパティには Storage Management に必要な最小のドライババージョンが表示されます。このプロパティは、コントローラドライバが最小要件を満たさない場合にのみ表示されます。 『Server Administrator Readme』ファイルにリストされているファームウェアとドライバは、それらのコントローラでサポートされている最小バージョンを示しています。これ以降のファームウェアとドライバのバージョンもサポートされています。最新のドライバとファームウェアの要件については、サービスプロバイダにお問い合わせください。 |
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コネクタ数 |
コントローラが持つコネクタ数が表示されます。各コネクタは物理ディスクまたはエンクロージャに接続できます。コントローラ タイプによって、コネクタは SCSI チャネルまたは SAS ポートになります。 |
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再構築率 |
再構成率とは、再構成が必要になったときに、故障したディスクの再構成専用に使われるシステムリソースの割合です。詳細については、「再構築率の設定」を参照してください。
メモ:復帰可能なホットスペア操作では、ここで設定したものと同じ再構築率が使用されます。
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バックグラウンドの初期化率 |
バックグラウンドの初期化(BGI)率とは、仮想ディスクの作成後のバックグランド初期化の実行専用に使われるシステムリソースの割合です。詳細については、「バックグラウンドの初期化率の設定」を参照してください。 |
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整合性チェック率 |
整合性チェック率とは、冗長仮想ディスクの整合性チェック専用に使用されるシステムリソースの割合です。詳細については、「整合性チェック」を参照してください。 |
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再構築率 |
再構築率とは、物理ディスクの追加またはディスクグループにある仮想ディスクの RAID レベルを変更後における、ディスクグループの再構築専用に使用するシステムリソースの割合です。詳細については、「再構成率の設定」を参照してください。 |
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アラームの状態 |
このプロパティでは、コントローラのアラームが有効になっているか無効になっているかが表示されます。
メモ:このプロパティは SCSI ストレージコントローラに対してのみ表示されます。
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エラー時整合性チェックの中止 |
このプロパティを使用すると、エラー発生時に 整合性チェック を続行せずに停止することができます。このプロパティは、コントローラのファームウェアバージョン 6.1 以降を搭載したコントローラのみで使用できます。 |
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復帰可能ホットスペアとメンバー交換 の許可 |
このプロパティを使用すると、予測エラーの発生時に物理ディスクからホットスペアに、または劣化したディスクの交換時にホットスペアから物理ディスクにデータを自動的にコピーできます。詳細については、「復帰可能なホットスペア」を参照してください。 |
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不可分散 |
このプロパティでは、同じエンクロージャに接続されたコントローラまたはコネクタを使用して I/O 要求を自動的にルート指定できます。このプロパティは、コントローラのファームウェアバージョン 6.1 以降を搭載した SAS コントローラのみで使用できます。詳細については、「冗長パスのビュー」を参照してください。 |
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予測エラー時のメンバーの自動交換 |
予測エラーが発生した場合は、このプロパティで物理ディスクからホットスペアにコピーを自動的に作成できます。このプロパティは、復帰可能ホットスペアとメンバー交換の許可 プロパティと併せて使用します。 |
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冗長パスビュー |
Storage Management が冗長パス設定を検出したかどうかを示します。冗長パス設定は、両方のコントローラポートが結合モードの同じエンクロージャに接続している場合に検出されます。詳細については、「冗長パスの設定」を参照してください。 |
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暗号化対応 |
コントローラが暗号化対応かどうかを示します。はい または いいえ が表示されます。 |
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暗号化キーが存在する |
コントローラに暗号化キーがあるかどうかを示します。はい または いいえ が表示されます。 |
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暗号化モード |
コントローラが ローカルキー管理(LKM)を使用している、または していない ことを示します。詳細については、「暗号化キーの管理」を参照してください。 |
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キャッシュメモリサイズ |
このプロパティは、コントローラのキャッシュメモリのサイズを表示します。 |
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巡回読み取りモードの設定 |
このプロパティには、コントローラの巡回読み取りモードの設定が表示されます。可能な値は次のとおりです。 自動 — 自動に設定すると、システムで巡回読み取りが継続的に実行されます。巡回読み取りの一反復が完了すると、次の巡回読み取りはコントローラで指定した周期内に開始するようスケジュールされます。自動モードで巡回読み取りの開始または停止の手動オプションはありません。 手動 — 手動に設定すると、巡回読み取り処理を開始または停止できます。 無効 — このプロパティは、巡回読み取り処理が無効になっていることを示します。 巡回読み取りの詳細については、「巡回読み取りモードの設定」および「巡回読み取りの開始と停止」を参照してください。 |
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巡回読み取り状況 |
このプロパティでは、巡回読み取り処理の現在の状況を表示します。可能な値は次のとおりです。 準備完了 — 巡回読み取り処理が有効で、次回のスケジュール時または手動で開始された時に実行されます。 アクティブ — 巡回読み取り処理が現在実行中です。 停止 — 巡回読み取りは停止しています。 巡回読み取りの詳細については、「巡回読み取りモードの設定」を参照してください。 |
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巡回読み取り率 |
このプロパティは、巡回読み取り 操作の実行に使用される専用システムリソースの割合を示します。これにより、巡回読み取りタスクに割り当てられるシステムリソースの量が変更されます。巡回読み取り率は 0% から 100% の間で設定できます。
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巡回読み取りの反復 |
このプロパティでは、巡回読み取りの反復数を表示します。 巡回読み取りの詳細については、「巡回読み取りモードの設定」を参照してください。 |
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クラスタモード |
このプロパティはコントローラがクラスタ設定の一部であることを示します。 |
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持続的ホットスペア |
可能な値は次のとおりです。 有効 ホットスペアドライブに該当するスロットは持続的です。ホットスペアになる資格があるドライブであれば、スロット内のあらゆるドライブがホットスペアとして機能します。
メモ:スロット内のいずれのドライブもホットスペアとして機能します。ドライブに外部データがあれば、上書きされます。
無効 ホットスペアドライブに該当するスロットは持続的ではありません。スロットからドライブを取り外し、ドライブを取り付けると、スロットはホットスペアとしての機能を停止します。ドライブをホットスペアとして手動で再指定する必要があります。 |
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コントローラタスク |
コントローラを設定および管理できます。詳細については、「コントローラタスク」を参照してください。 |
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使用可能なレポート |
巡回読み取りレポート、整合性チェックレポート、スロット占有レポート、および物理ディスクファームウェアバージョンレポートを表示できます。詳細については、「使用可能のレポート」を参照してください。 |
コントローラタスク
コントローラタスクの実行方法:
1 ![]() |
ストレージツリーオブジェクトを展開して、コントローラオブジェクトを表示します。 |
2 ![]() |
コントローラオブジェクトを選択します。 |
3 ![]() |
情報 / 設定サブタブを選択します。 |
4 ![]() |
使用できるタスクドロップダウンメニューからタスクを選択します。 |
5 ![]() |
実行をクリックします。 |
![]() ![]() |
メモ:コントローラによって対応機能が違います。このため、タスクドロップダウンメニューに表示されるタスクが、ツリー表示で選択されたコントローラによって異なることがあります。コントローラやシステムの設定による制限のためタスクが実行できない場合は、タスクのドロップダウンメニューに「タスクなし」と表示されます。 |
コントローラタスク
•![]() |
再構築率の設定 |
•![]() |
設定のリセット |
•![]() |
外部設定操作 |
•![]() |
外部設定のクリア |
•![]() |
再構築率の設定 |
•![]() |
暗号化キーの管理 |
使用可能なレポート
レポートの表示方法:
1 ![]() |
ストレージツリーオブジェクトを展開して、コントローラオブジェクトを表示します。 |
2 ![]() |
コントローラオブジェクトを選択します。 |
3 ![]() |
情報 / 設定サブタブを選択します。 |
4 ![]() |
レポートの選択ドロップダウンメニューからレポートを選択します。 |
5 ![]() |
実行をクリックします。 |
使用可能なレポート
コントローラの再スキャン
この機能に対応するコントローラについては、「対応機能」を参照してください。
SCSI コントローラの再スキャンによって、コントローラに取り付けられたすべてのコンポーネントの(新規または削除したデバイスなど)設定変更をアップデートします。いつ再スキャンを行うかについての情報は、「ストレージ設定変更をアップデートするための再スキャン」を参照してください。
![]() ![]() |
メモ:コントローラの再スキャンは、非 RAID SCSI コントローラではサポートされません。システムを再起動しなければ、Storage Management は非 RAID SCSI コントローラの設定変更を認識できません。再起動しないと、設定変更は Storage Management グラフィカルユーザーインタフェース(GUI)に反映されません。 |
コントローラを再スキャンするには、次の操作を行います。
1 ![]() |
ツリー表示を展開して、コントローラオブジェクトを表示します。 |
2 ![]() |
コントローラオブジェクトを選択します。 |
3 ![]() |
設定 / 情報サブタブをクリックします。 |
4 ![]() |
コントローラタスクドロップダウンメニューから再スキャンを選択します。 |
5 ![]() |
実行をクリックします。 |
コントローラプロパティの変更 ドロップダウンメニューからこのタスクを検索することもできます。詳細については、「コントローラプロパティの変更」を参照してください。
仮想ディスクの作成
この機能に対応するコントローラについては、「対応機能」を参照してください。
仮想ディスクの作成 タスクを使って、仮想ディスク作成の簡易設定ウィザードを起動します。詳細については、「仮想ディスク作成の簡易設定ウィザード」を参照してください。
アラームの有効化(コントローラ)
この機能に対応するコントローラについては、「対応機能」を参照してください。
アラームの有効 タスクは、コントローラのアラームを有効にする場合に使用します。有効にすると、デバイスにエラーが発生した場合にアラームが鳴ります。
アラームの無効化(コントローラ)
この機能に対応するコントローラについては、「対応機能」を参照してください。
アラームの無効化タスクは、コントローラのアラームを無効にする場合に使用します。無効になっていると、デバイスにエラーが発生してもアラームは鳴りません。
アラームの静止(コントローラ)
この機能に対応するコントローラについては、「対応機能」を参照してください。
アラームの静止タスクを使って、鳴っているコントローラアラームを静止します。静止後も、アラームは今後デバイスエラーが発生する場合に備えて有効になっています。
アラームテスト(コントローラ)
この機能に対応するコントローラについては、「対応機能」を参照してください。
アラームテスト タスクを使って、コントローラアラームが機能しているかどうかをテストします。アラームは約 2 秒鳴ります。
再構築率の設定
この機能に対応するコントローラについては、「対応機能」を参照してください。
再構築率の設定 タスクは、再構築率を変更する場合に使用します。詳細については、「再構築率の設定」を参照してください。
ログファイルのエクスポート
この機能に対応するコントローラについては、「対応機能」を参照してください。
コントローラのログをテキストファイルにエクスポートする場合に使用します。詳細については、「ログのエクスポート」を参照してください。
コントローラのコンポーネント
接続されているコンポーネントの詳細については、次の項目を参照してください。
外部設定操作
この機能に対応するコントローラについては、「対応機能」を参照してください。
外部設定操作 タスクでは、インポートできる外部設定のプレビューを表示できます。このタスクはファームウェアバージョン 6.1 以降を搭載した PERC 6 コントローラでのみ使用できます。詳細については、「外部設定操作」を参照してください。
物理ディスク電源の管理
この機能に対応するコントローラについては、「対応機能」を参照してください。
物理ディスク電源の管理 タスクを使うと、ホットスペアまたは未設定ドライブが指定された期間中に I/O 動作のない状態になると、スピンダウンして物理ディスクの電源消費量を管理できます。このオプションは、PERC H700、H800、および H310 カードでサポートされます。さらに、PERC H810、H710、および H710P カードでは、未設定ディスク、ホットスペア、および設定ディスクの省電力設定をサポートします。
再構築率の設定
この機能に対応するコントローラについては、「対応機能」を参照してください。
再構成率の設定タスクを使用すると、コントローラの再構成率を変更できます。
再構築すると、物理ディスクのすべての内容が再構築されます。0~100% で設定できる再構築率は、故障した物理ディスクの再構築専用に使用されるシステムリソースの割合を示しています。0% では、コントローラでの再構築の優先順位は最下位ということで、完了するのに一番長く時間がかかります。また、システムパフォーマンスに最も影響しない設定です。再構築率が 0% でも、再構築が停止、または一時停止しているということではありません。
100% では、コントローラでの再構築の優先順位は最上位ということで、完了までにかかる時間は最短です。また、システムパフォーマンスに最も影響する設定です。
PERC コントローラでは、コントローラファームウェアは再構築率設定を使用して、以下のタスクのシステムリソースの割り当ても制御します。これらのコントローラに対しての再構築率の設定は、再構築タスクに対してと同じように適用します。
•![]() |
整合性チェック |
•![]() |
バックグラウンドの初期化(「ストレージ仮想ディスクのバッククラウンド初期化のキャンセル」を参照) |
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完全初期化(BIOS 設定は完全または高速初期化を生じさせるか確定します。「低速および高速初期化」を参照してください。) |
•![]() |
再構成(「仮想ディスクタスク:再構成(手順 1/3)」を参照してください。) |
コントローラの再構築率を変更するには、次の手順を実行します。
1 ![]() |
新再構築率テキストボックスに数値を入力します。値は 0~100 の範囲である必要があります。 |
2 ![]() |
変更の適用をクリックします。変更を保存せずに終了する場合は、前のページに戻るをクリックします。 |
Storage Management からこのタスクを検出するには、次の手順を実行します。
1 ![]() |
ストレージツリーオブジェクトを展開して、コントローラオブジェクトを表示します。 |
2 ![]() |
コントローラオブジェクトを選択します。 |
3 ![]() |
情報 / 設定サブタブを選択します。 |
4 ![]() |
使用できるタスクドロップダウンメニューから再構築率の設定を選択します。 |
5 ![]() |
実行をクリックします。 |
コントローラプロパティの変更 ドロップダウンメニューからこのタスクを検索することもできます。詳細については、「コントローラプロパティの変更」を参照してください。
設定のリセット
この機能に対応するコントローラについては、「対応機能」を参照してください。
設定のリセット タスクは、コントローラの情報をすべて消去して、設定をはじめからやり直すときに使用します。この操作を行うと、コントローラのデータと仮想ディスクはすべて破壊され、ホットスペアが割り当て解除されます。
この操作を行った後はストレージを完全に再設定する必要があります。
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注意:設定を完全にリセットすると、コントローラに付属のすべての仮想ディスク上の全データは喪失します。システムまたはブートパーティションがこれらの仮想ディスク上にある場合、これも破棄されます。 |
![]() ![]() |
メモ:コントローラ設定をリセットしても外部設定は削除されません。外部設定を削除するには、外部設定のクリア タスクを使用します。 |
コントローラの設定をリセットするには、次の手順を実行します。
1 ![]() |
コントローラの設定をリセットすることで破棄される仮想ディスクを確認します。必要であればバックアップを作成します。画面下部の点滅をクリックすると、仮想ディスクに含まれる物理ディスクが点滅します。 |
2 ![]() |
コントローラの設定をリセットせずに終了するには、前のページに戻るをクリックします。 |
Storage Management からこのタスクを検出するには、次の手順を実行します。
1 ![]() |
ストレージツリーオブジェクトを展開して、コントローラオブジェクトを表示します。 |
2 ![]() |
コントローラオブジェクトを選択します。 |
3 ![]() |
情報 / 設定サブタブを選択します。 |
4 ![]() |
使用できるタスクドロップダウンメニューから設定のリセットを選択します。 |
5 ![]() |
実行をクリックします。 |
コントローラプロパティの変更 ドロップダウンメニューからこのタスクを検索することもできます。詳細については、「コントローラプロパティの変更」を参照してください。
ログのエクスポート
この機能に対応するコントローラについては、「対応機能」を参照してください。
ログのエクスポート タスクを行うと、コントローラのログがテキストファイルにエクスポートされます。ログにはコントローラのアクティビティの詳細情報が記載されているため、トラブルシューティングの際に便利です。
Microsoft Windows を実行しているシステムでは、ログファイルは windows または winnt ディレクトリにエクスポートされます。Linux オペレーティングシステムが稼動するシステムでは、ログファイルは /var/log ディレクトリにエクスポートされます。
コントローラによって、ログファイル名は afa_<mmdd>.log または lsi_<mmdd>.log のいずれかとなり、ここで <mmdd> には月と日付が入ります。
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メモ:VMware ESXi 環境では、ログファイルは 1 つ(lsiexport.log)しか作成されません。ログファイルが既にある場合、新たにログファイルをエクスポートすると、既存のログファイルは上書きされます。 |
![]() ![]() |
メモ:キャッシュのないコントローラでは、ログの保存やログファイルのエクスポートはできません。 |
コントローラログファイルをエクスポートするには、次の手順を実行します。
準備ができたらログファイルのエクスポートをクリックします。コントローラのログファイルをエクスポートせずに終了するには、前のページに戻るをクリックします。
Storage Management からこのタスクを検出するには、次の手順を実行します。
1 ![]() |
ストレージツリーオブジェクトを展開して、コントローラオブジェクトを表示します。 |
2 ![]() |
コントローラオブジェクトを選択します。 |
3 ![]() |
情報 / 設定サブタブを選択します。 |
4 ![]() |
使用できるタスクドロップダウンメニューからログのエクスポートを選択します。 |
5 ![]() |
実行をクリックします。 |
コントローラプロパティの変更 ドロップダウンメニューからこのタスクを検索することもできます。詳細については、「コントローラプロパティの変更」を参照してください。
外部設定操作
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メモ:外部設定操作 は、ファームウェアバージョン 6.1 以降を搭載した SAS コントローラでのみ使用できます。 |
外部設定は、1 つのコントローラが別のコントローラに移動した物理ディスク上に存在するデータです。移動した物理ディスク上に存在する仮想ディスクは外部設定とみなされます。
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メモ:システムでオペレーティングシステムが稼働中に、外部エンクロージャケーブルを取り外すことはお勧めできません。ケーブルを取り外すと、接続の再確立時に、外部設定になる可能性があります。 |
外部設定操作 オプションは、コントローラが外部設定を検出する場合にのみ表示されます。このオプションを選択して 実行 をクリックすると、外部設定のプレビュー ページが表示されます。
外部設定のプレビュー 画面では、外部ディスクのプレビューが表示され、外部ディスクのインポート、回復、クリアなどの操作を行えます。また、ロックされた外部設定のインポートまたはクリアも行えます。
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ローカルキー管理(LKM)を使用してロックされた外部設定が検出されると、関連付けられた暗号化キー識別子 が表示され、ドライブをロック解除するためのパスフレーズを入力するよう求められます。 |
外部設定のロック解除を避け、ロックされていない外部設定のプレビュー / インポート / クリアへ進むには、省略 または 続行 をクリックします。
外部設定をインポートまたはクリアしたくない場合、または暗号化キー識別子に対応するパスフレーズを忘れてしまった場合は、その物理ディスクの 即時暗号化消去 タスクを実行してください。
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注意:即時暗号化消去タスクを実行すると、その物理ディスク上のすべてのデータが消去されます。 |
サポートされてない RAID レベルや不完全ディスクグループなどの条件によっては、外部仮想ディスクのインポートや回復の妨げとなる可能性があります。
外部設定のプロパティ
次の表では、形式の異なるディスクとグローバルホットスペア用に表示されるプロパティについて説明しています。
プロパティ |
定義 |
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---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
状態 |
これらのアイコンはストレージコンポーネントの重大度、または正常性を示します。 |
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正常 / OK 警告 / 非重要 重要 / 致命的 詳細については、「ストレージコンポーネントの重大度」を参照してください。 |
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名前 |
このプロパティには外部設定の名前が表示され、リンクとして使用できます。リンクを使用すると、形式の異なるディスクを構成する物理ディスクにアクセスできます。 |
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状況 |
このプロパティには 外部設定 の現在の状況が表示されます。 準備完了 — 外部ディスクのインポートが可能で、インポート後に正常に機能しています。 劣化 — 外部ディスクが機能が劣化した状況にあり、インポート後に再構成を行います。 故障 — 外部ディスクに障害が発生し、稼働しなくなっています。外部設定をインポートすることはできません。 外部設定は次のいずれかの理由により、劣化または失敗状態にある可能性があります。
メモ:のタスクおよびプロパティについては、「物理ディスクまたは物理デバイスのプロパティおよびタスク」を参照してください。
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レイアウト |
このプロパティには外部設定の RAID レベルが表示されます。 |
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注釈 |
このプロパティは外部仮想ディスクについて詳細情報を提供します。仮想ディスクをインポートできない場合は、エラーの理由が表示されます。
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専用ホットスペア |
このプロパティには、形式の異なるディスクが専用ホットスペアであるかを表示します。 |
この情報に基づいて、外部設定をインポート、回復、またはクリアするかを決定できます。
外部設定のインポートをプレビューするには
コントローラタスク ドロップダウンメニューから 外部設定操作 をクリックします。実行 をクリックすると、外部設定のプレビュー 画面が表示されます。
Storage Management からこのタスクを検出するには、次の手順を実行します。
ファームウェアバージョン 6.1 の SAS コントローラの場合
1 ![]() |
ストレージツリーオブジェクトを展開して、コントローラオブジェクトを表示します。 |
2 ![]() |
コントローラオブジェクトを選択します。 |
3 ![]() |
情報 / 設定サブタブを選択します。 |
4 ![]() |
使用できるコントローラタスクドロップダウンメニューから外部設定操作を選択します。 |
5 ![]() |
実行をクリックします。 |
外部設定のインポート
コントローラによっては外部設定のインポートができるので、仮想ディスクは物理ディスクに移動しても喪失することはありません。
準備完了 または 劣化 状況にある仮想ディスクが含まれる場合のみ、外部設定をインポートできます。つまり、すべての仮想ディスクのデータが存在する必要がありますが、仮想ディスクが冗長 RAID レベルを使用している場合、追加の冗長データは必要ありません。
例えば、外部設定に RAID 1 仮想ディスクの一方のミラーしか含まれない場合、その仮想ディスクは 劣化 状況にあるため、インポートできます。その一方で、3 つの物理ディスクを使用する RAID 5 として設定されている外部設定が物理ディスクを 1 つしか含んでいない場合、RAID 5 の仮想ディスクは失敗でインポートできません。
仮想ディスク以外に、外部設定はあるコントローラでホットスペアとして割り当てられてから、別のコントローラに移動した物理ディスクから構成される場合があります。外部設定のインポート タスクは、新しい物理ディスクをホットスペアとしてインポートします。物理ディスクは前のコントローラで専用ホットスペアであったが、ホットスペアの割り当て先の仮想ディスクが外部設定にない場合、物理ディスクはグローバルホットスペアとしてインポートされます。
外部設定のインポート タスクは、コントローラが外部設定を検出した場合のみ表示されます。物理ディスクの状況を調べることで物理ディスクに外部設定(仮想ディスクまたはホットスペア)が含まれているかどうかも識別できます。物理ディスクの状況が 外部 の場合、物理ディスクには仮想ディスクの全部または一部が含まれているか、ホットスペアとして割り当てられています。
インポートできない不完全な外部設定は、外部設定のクリア オプションを使用して物理ディスク上の外部データを消去できます。
![]() ![]() |
メモ:外部設定のインポートタスクは、コントローラに追加された物理ディスクのすべての仮想ディスクをインポートします。1 つ以上外部 仮想ディスクが存在する場合、1 つだけ選択してインポートすることはできません。すべての外部設定がインポートされます。 |
外部設定のインポート / 回復
回復操作は、劣化または失敗した、あるいは不在の仮想ディスクを正常な状況に復元するプロセスです。電源喪失、ケーブル接続の障害、または他の不具合によってコントローラとの通信を喪失すると、仮想ディスクが劣化、失敗、または、不在状況になることがあります。回復操作が完了すると、再構築またはバックグラウンドの初期化が自動的に開始されます。
回復後の仮想ディスクのデータは整合性を失うことがあります。外部設定のインポート / 回復 タスクが完了したら、常に仮想ディスクデータを確認するようにしてください。
場合によっては、仮想ディスクデータが不完全なため、仮想ディスクを回復できないこともあります。
外部設定のインポートまたは回復手順
コントローラに取り付けられた物理ディスク上の全仮想ディスクをインポートまたは回復する準備ができたら、インポート / 回復 をクリックします。外部設定をインポートまたは回復せずに終了するには、キャンセルをクリックします。
Storage Management からこのタスクを検出するには、次の手順を実行します。
ファームウェアバージョン 6.1 以降の SAS コントローラの場合
1 ![]() |
ストレージツリーオブジェクトを展開して、コントローラオブジェクトを表示します。 |
2 ![]() |
コントローラオブジェクトを選択します。 |
3 ![]() |
情報 / 設定サブタブを選択します。 |
4 ![]() |
使用できるコントローラタスクドロップダウンメニューから外部設定操作を選択します。 |
5 ![]() |
実行をクリックします。 |
6 ![]() |
外部設定のプレビュー ページの インポート / 回復 をクリックします。 |
ファームウェアバージョン 6.0 以前のコントローラの場合
1 ![]() |
ストレージツリーオブジェクトを展開して、コントローラオブジェクトを表示します。 |
2 ![]() |
コントローラオブジェクトを選択します。 |
3 ![]() |
情報 / 設定サブタブを選択します。 |
4 ![]() |
コントローラ タスクから 外部設定のインポート / 回復 を選択します。 |
外部設定のクリア
この機能に対応するコントローラについては、「対応機能」を参照してください。
物理ディスクを他のコントローラへ移動後、物理ディスクに仮想ディスク(外部設定)の全部または一部の在存が認められることがあります。物理ディスクの状況を調べることで以前使用した物理ディスクに外部設定(仮想ディスク)が含まれているかどうか識別できます。物理ディスクの状況が 外部 の場合、物理ディスクは全部または一部仮想ディスクを含んでいます。外部設定のクリアタスクを使用して、新しく接続された物理ディスクの仮想ディスクの情報をクリアまたは消去できます。
![]() ![]() |
メモ:外部設定のクリアタスクを実行すると、コントローラに追加された物理ディスクのすべてのデータが永久に破壊されます。1 つ以上外部 仮想ディスクが存在する場合、1 つだけ選択してクリアすることはできません。すべてがクリアまたは消去されます。データを破壊しないで、仮想ディスクをインポートすることもできます。詳細については、「外部設定のインポート」および「外部設定のインポート / 回復」を参照してください。 |
外部設定のクリア:
コントローラに追加した物理ディスク上の全仮想ディスクをクリアまたは消去する準備が完了したら外部設定のクリアをクリックします。外部設定をクリアせずに終了するには、キャンセルをクリックします。
Storage Management からこのタスクを検出するには、次の手順を実行します。
ファームウェアバージョン 6.1 以降の SAS コントローラの場合
1 ![]() |
ストレージツリーオブジェクトを展開して、コントローラオブジェクトを表示します。 |
2 ![]() |
コントローラオブジェクトを選択します。 |
3 ![]() |
情報 / 設定サブタブを選択します。 |
4 ![]() |
使用できるコントローラタスクドロップダウンメニューから外部設定操作を選択します。 |
5 ![]() |
実行をクリックします。 |
6 ![]() |
外部設定のプレビュー ページで、クリア をクリックします。 |
ファームウェアバージョン 6.0 以前のコントローラの場合
1 ![]() |
ストレージツリーオブジェクトを展開して、コントローラオブジェクトを表示します。 |
2 ![]() |
コントローラオブジェクトを選択します。 |
3 ![]() |
情報 / 設定サブタブを選択します。 |
4 ![]() |
コントローラ タスクから 外部設定のクリア を選択します。 |
外部仮想ディスク内の物理ディスク
外部仮想ディスク内の物理ディスク ページには、外部設定に含まれている物理ディスクと専用ホットスペアが表示されます。
次の表では、外部設定内の物理ディスクのプロパティについて説明しています。
プロパティ |
定義 |
||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
状態 |
これらのアイコンはストレージコンポーネントの重大度、または正常性を示します。 |
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![]()
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|
正常 / OK 警告 / 非重要 重要 / 致命的 詳細については、「ストレージコンポーネントの重大度」を参照してください。 |
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名前 |
このプロパティには物理ディスクの名前が表示されます。この名前は、コネクタ番号とディスク番号から構成されています。 |
||||||||||
状況 |
このプロパティには物理ディスクの現在の状況が表示されます。 |
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インポート後の状況 |
このプロパティには物理ディスクのインポート後の状況が表示されます。物理ディスクは次のいずれかの状態でインポートできます。 オンライン — 物理ディスクはインポートされた仮想ディスクの一部であり、正常に機能しています。 オフライン — 物理ディスクは仮想ディスクにインポートされた後にオフラインになります。 外部 — 物理ディスクを含む仮想ディスクをインポートできず、物理ディスクは外部状態のままになります。 再構築 — 仮想ディスクのインポート後に、物理ディスクは再構成されます。 交換中 — メンバーディスクの交換 タスクが物理ディスクで実行中です。詳細については、「メンバーディスクの交換 および 復帰可能なホットスペア」を参照してください。 |
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容量 |
このプロパティには、ディスクの全容量が表示されます。 |
||||||||||
予測されたエラー |
このプロパティでは、物理ディスクが SMART(Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology)アラートを受信したために、失敗が予測されるかを表示します。SMART 予測エラーの分析の詳細については、「RAID コントローラにおけるディスクの信頼性のモニタ」を参照してください 物理ディスクの交換に関する詳細については、「SMART アラートを受け取っている物理ディスクの交換」を参照してください。 アラートログをもう一度見て、SMART 予測エラーに関するアラートを物理ディスクが生成していないかどうかも確認してください。これらのアラートは SMART アラートの原因の識別に役立ちます。次のアラートは SMART アラートの応答として生成されます。 2094 2106 2107 2108 2109 2110 2111 アラートメッセージについての情報は、『Server Administrator メッセージリファレンスガイド』を参照してください。 |
||||||||||
進行状況 |
このプロパティには、物理ディスクで実行中の操作の進行状況が表示されます。 このプロパティは、物理ディスク上で操作が実行中の場合のみ表示されます。 |
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バスプロトコル |
このプロパティは物理ディスクが使用している技術を表示します。可能な値は次のとおりです。 SCSI — 小型コンピュータシステムインタフェース SAS — シリアルアタッチド SCSI SATA — シリアルアドバンスドテクノロジーアタッチメント(SATA) |
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認定 |
このプロパティは、サービスプロバイダによるテストおよび認定を受けたファームウェアが搭載されているドライブであることを示します。サービスプロバイダによって認定されていないドライブも動作しますが、サポート対象ではないため、サーバーでの使用はお勧めしません。 |
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メディア |
このプロパティには物理ディスクのメディアタイプが表示されます。可能な値は次のとおりです。 HDD — ハードディスクドライブです。HDD は不揮発性ストレージデバイスで、デジタルエンコードされたデータを高速に回転するプラターの磁気面に保存します。 SSD — ソリッドステートドライブです。SSD は、ソリッドステートメモリを使用して永続的データを保存するデータストレージデバイスです。 不明 — Storage Management は物理ディスクのメディアタイプを判断できません。 |
||||||||||
使用されている RAID ディスク容量 |
このプロパティには、コントローラの仮想ディスクが使用している物理ディスク容量が表示されます。このプロパティは、非 RAID コントローラに取り付けられた物理ディスクには該当しません。 特定の環境下で、物理ディスクの一部の容量 が実際に使用されているにもかかわらず、使用されているRAID ディスク容量の値に「0」が表示されることがあります。この現象は使用容量が 0.005 GB 以下の場合に発生します。使用されたディスク容量を計算するアルゴリズムは 0.005 GB 以下の数値を 0 に丸めます。0.006 GB から 0.009 GB の間の使用ディスク容量は 0.01 GB に丸められます。 |
||||||||||
使用できる RAID ディスク容量 |
このプロパティには、ディスクの空き容量が表示されます。このプロパティは、非 RAID コントローラに取り付けられた物理ディスクには該当しません。 |
||||||||||
ホットスペア |
このプロパティには、ディスクがホットスペアに割り当てられているかどうかが表示されます。このプロパティは、非 RAID コントローラに取り付けられた物理ディスクには該当しません。 |
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ベンダー ID |
このプロパティはディスクのハードウェアベンダーを示します。 |
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製品 ID |
このプロパティはディスクの製品 ID を示します。 |
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改訂 |
このプロパティはドライバのファームウェアバージョンを示します。 |
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シリアル番号 |
このプロパティはディスクのシリアル番号を示します。' |
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ネゴシエーション速度 |
このプロパティには、スピンアップ中、コントローラとの初期通信においてディスクがネゴシエートしたデータ転送速度が表示されます。この速度は、ディスクの速度、コントローラの可能速度、コネクタ上のコントローラの現在の速度、およびエンクロージャ上の EMM(エンクロージャ管理モジュール)の速度によって変化します。 |
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可能速度 |
このプロパティには、デバイスがデータ転送可能な最高可能速度が表示されます。 |
||||||||||
製造日 |
このプロパティは物理ディスクが製造された月日を表示します。 |
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製造週 |
このプロパティは物理ディスクが製造された年の週を表示します。 |
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製造年 |
このプロパティは物理ディスクが製造された年を表示します。 |
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SAS アドレス |
このプロパティには物理ディスクの SAS アドレスが表示されます。SAS アドレスは各 SAS ディスクに対して固有です。 |
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インポート後の状態 |
このプロパティは、外部設定がインポートされた後の物理ディスクの状態を表示します。可能な値は次のとおりです。
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製品 ID |
これはドライブのシリアル番号で、ディスクを識別するために使用できる一意の番号です。 |
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暗号化対応 |
このプロパティは、物理ディスクが自己暗号化ディスク(SED)であるかどうかを表示します。はい または いいえ が表示されます。 |
||||||||||
暗号化 |
このプロパティは物理ディスクがコントローラに暗号化接続されているかを表示します。はい または いいえ が表示されます。SED 以外では、この値は 該当なし です。 |
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パーツ番号 |
プロパティには、物理ディスクのための一意の部品表割り当て番号が表示されます。4~8 の文字は、そのモデルのドライブのためのサービスプロバイダのパーツ番号を表します。 |
バックグラウンドの初期化率の設定
この機能に対応するコントローラについては、「対応機能」を参照してください。
バックグラウンドの初期化率の設定タスクは、バックグラウンドの初期化タスク専用のシステムリソースの容量を変更します。バックグラウンドの初期化タスクについての詳細は、「PERC コントローラでのバックグラウンドの初期化」を参照してください。
バックグラウンドの初期化率は、バックグラウンドの初期化タスクを実行専用にシステムリソースを 0% から 100% の割合で設定可能です。0% では、コントローラのバックグラウンドでの初期化の優先順位は最下位ということで、完了するのに一番長く時間がかかります。また、システムパフォーマンスに最も影響しない設定です。バックグラウンドの初期化率が 0% でも、バックグラウンドの初期化が停止、または一時停止しているということではありません。
100% では、コントローラのバックグラウンドでの初期化の優先順位は最上位です。バックグラウンドの初期化時間は最短で、システムのパフォーマンスに最も影響する設定です。
コントローラのバックグラウンドの初期化率を変更するには、次の手順を実行します。
1 ![]() |
新しいバックグラウンドの初期化率 テキストボックスに数値を入力します。値は 0~100 の範囲である必要があります。 |
2 ![]() |
変更の適用をクリックします。変更を保存せずに終了する場合は、前のページに戻るをクリックします。 |
Storage Management からこのタスクを検出するには、次の手順を実行します。
1 ![]() |
ストレージツリーオブジェクトを展開して、コントローラオブジェクトを表示します。 |
2 ![]() |
コントローラオブジェクトを選択します。 |
3 ![]() |
情報 / 設定サブタブを選択します。 |
4 ![]() |
使用できるタスクドロップダウンメニューからバックグラウンドの初期化率の設定を選択します。 |
5 ![]() |
実行をクリックします。 |
コントローラプロパティの変更 ドロップダウンメニューからこのタスクを検索することもできます。詳細については、「コントローラプロパティの変更」を参照してください。
整合性チェック率の設定
この機能に対応するコントローラについては、「対応機能」を参照してください。
整合性チェック率の設定 タスクは、整合性チェックタスク専用のシステムリソースの容量を変更します。整合性チェックタスクの詳細については、「整合性チェック」を参照してください。
整合性チェック率は、整合性チェックタスクを実行専用にシステムリソースを 0% から 100% の割合で設定可能です。0% では、コントローラの整合性チェックの優先順位は最下位ということで、完了するのに一番長く時間がかかります。また、システムパフォーマンスに最も影響しない設定です。整合性チェック率 が 0% でも、整合性チェックが停止、または一時停止しているということではありません。
100% では、コントローラの整合性チェックの優先順位は最上位です。整合性チェック時間は最短で、システムのパフォーマンスに最も影響する設定です。
コントローラの整合性チェック率を変更するには、次の手順を実行します。
1 ![]() |
新しい整合性チェック率テキストボックスに数値を入力します。値は 0~100 の範囲である必要があります。 |
2 ![]() |
変更の適用をクリックします。変更を保存せずに終了する場合は、前のページに戻るをクリックします。 |
Storage Management からこのタスクを検出するには、次の手順を実行します。
1 ![]() |
ストレージツリーオブジェクトを展開して、コントローラオブジェクトを表示します。 |
2 ![]() |
コントローラオブジェクトを選択します。 |
3 ![]() |
情報 / 設定サブタブを選択します。 |
4 ![]() |
使用できるタスクドロップダウンメニューから整合性チェック率の設定を選択します。 |
5 ![]() |
実行をクリックします。 |
コントローラプロパティの変更 ドロップダウンメニューからこのタスクを検索することもできます。詳細については、「コントローラプロパティの変更」を参照してください。
関連情報
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整合性チェック |
再構築率の設定
この機能に対応するコントローラについては、「対応機能」を参照してください。
再構築率の設定 タスクは、再構築タスク専用のシステムリソースの容量を変更します。
再構築タスクは、RAID レベルを変更するか、仮想ディスクを再設定したあとで、仮想ディスクをもう一度作成します。再構築率は、再構築タスクを実行専用にシステムリソースを 0% から 100% の割合で設定可能です。0% では、コントローラでの再構築の優先順位は最下位ということで、完了するのに一番長く時間がかかります。また、システムパフォーマンスに最も影響しない設定です。再構築率が 0% でも、再構築が停止、または一時停止しているということではありません。
100% では、コントローラでの再構築の優先順位は最上位ということで、完了までにかかる時間は最短です。また、システムパフォーマンスに最も影響する設定です。
コントローラの再構成率を変更するには、次の手順を実行します。
1 ![]() |
新再構築率 テキストボックスに数値を入力します。値は 0~100 の範囲である必要があります。 |
2 ![]() |
変更の適用をクリックします。変更を保存せずに終了する場合は、前のページに戻るをクリックします。 |
Storage Management からこのタスクを検出するには、次の手順を実行します。
1 ![]() |
ストレージツリーオブジェクトを展開して、コントローラオブジェクトを表示します。 |
2 ![]() |
コントローラオブジェクトを選択します。 |
3 ![]() |
情報 / 設定サブタブを選択します。 |
4 ![]() |
使用できるタスクドロップダウンメニューから再構築率の設定を選択します。 |
5 ![]() |
実行をクリックします。 |
コントローラプロパティの変更 ドロップダウンメニューからこのタスクを検索することもできます。詳細については、「コントローラプロパティの変更」を参照してください。
関連情報
冗長パス設定
この機能に対応するコントローラについては、「対応機能」を参照してください。
冗長パスは、ファームウェアバージョン 6.1 以降の外部 PERC カードのみでサポートされています。システム内部への冗長パスはサポートされていません。MD1xxx エンクロージャがサポートされています。
冗長パスについて、エンクロージャは 統合 モードである必要がありますが、特定のポート接続は必要ありません。2 つのケーブルが使用されている限り、いずれかのコントローラポートからいずれかの EMM 入力 ポートへの接続で冗長パスが作成されます。ただし、冗長パスが削除されても、フィールドには引き続き冗長パスが表示されます。冗長パスが表示されなくなるのは、Storage Management でクリアされた場合だけです。
デイジーチェーン方式では、冗長パスモードのコントローラに複数のエンクロージャを接続できます。デイジーチェーンエンクロージャでは、最大 3 台の MD1000 および MD1120 をPERC 6/E コントローラに接続できます。また、最大 4 台の MD1200 および MD1220 を PERC H800 および PERC H810 コントローラに接続することもできます。デイジーチェーン構成(PERC 6/E コントローラ用)の例については、図 7-1 を参照してください。
コネクタと最初のエンクロージャの間の通信チャネルが喪失した場合は、冗長パス設定自体も喪失します。この場合、論理コネクタの正常性は「重要」と表示されます。論理コネクタの 情報 / 設定サブタブに移動し、パスの正常性 の詳細を表示します。このシナリオの概要については、表 7-6 を参照してください。
ただし、エンクロージャ間の通信チャネルが失われた場合は、冗長パス設定が劣化し、論理コネクタの正常性が劣化と表示されます。このシナリオの概要については、表 7-7 を参照してください。
この場合、エンクロージャの状態は警告モードになります。エンクロージャ ページには、正常な状態のエンクロージャコンポーネント(EMM、ファン、物理ディスク、電源装置、および温度)がすべて表示されます。エンクロージャの 情報 / 設定 サブタブを選択します。このページには、エンクロージャがコントローラへの通信パスを喪失したため、エンクロージャが冗長パスモードでなくなったことを示す パスエラー メッセージが表示されます。詳細については、「パスの正常性」を参照してください。
冗長パスビューのクリア
システムの起動時に、論理コネクタがパスのエラーメッセージと一緒に表示される場合を考えてみてください。2 番目のコネクタを意図的に取り外した場合は、 パスのエラーメッセージはこの原因と関連性はありません。したがって、接続されたケーブルが故障している、またはケーブルがコントローラに正しく接続されていない可能性があります。どちらの場合も、Storage Management は、再起動前は冗長パス設定であったシステムが現在は冗長パス設定でなくなったことを表示します。冗長パスモードが不要であることが確かな場合は、コントローラプロパティの変更 コントローラタスクにある 冗長パスビューのクリア を使用して既存の冗長パスビューをクリアします。このオプションを選択すると、冗長パスの表示がクリアされ、コネクタはユーザーインタフェースに コネクタ 0 および コネクタ 1 として表示されます。
関連トピック
巡回読み取りモードの設定
この機能に対応するコントローラについては、「対応機能」を参照してください。
巡回読み取りは、ディスク エラーおよびデータ 喪失または破壊を防ぐためのディスクエラーを識別する機能があります。巡回読み取りは、仮想ディスクまたはホットスペアを使用しされているディスクのみで実行します。
巡回読み取りはディスク エラーを訂正し データの整合性を復元を可能にします。巡回読み取りタスクはバックグランドで実行します。巡回読み取りモードが自動に設定されている場合、巡回読み取りはその他バックグラウンドタスクが実行されてないアイドル状態のコントローラを初期化します。この場合、巡回読み取り機能はディスクが I/O 動作していないとき、ディスクラーを識別し訂正してシステムパフォーマンスを促進します。
コントローラは、巡回読み取りタスクで競合中のコントローラ動作の量を基にシステムリソースを巡回読み取り専用に調整します。コントローラの多用動作中は巡回読み取り専用タスクに要するシステムリソースは減少します。
以下の状況では、巡回読み取りが物理ディスク上で実行されません。
•![]() |
物理ディスクが仮想ディスクに含まれていないかまたは ホットスペアとして割り当てられています。 |
•![]() |
仮想ディスクに物理ディスクが含まれて現在以下の 1 つを促進している場合です。 |
•![]() |
再構築 |
•![]() |
再設定または再構築 |
•![]() |
バックグラウンドの初期化 |
•![]() |
整合性チェック |
さらに、巡回読み取りは、多用な I/O 動作を一時停止され I/O 終了時点に再開されます。
巡回読み取りモードの設定:
巡回読み取りモードの設定を選択してラジオボタンをクリックします。以下の設定があります。
•![]() |
自動 — モードを自動に設定すると、巡回読み取りタスクが開始されます。タスクが完了すると、指定された時間に自動的に実行します。たとえば、一部のコントローラでは巡回読み取りが 4 時間おきに実行され、他のコントローラでは巡回読み取りは 7 日おきに実行されます。巡回読み取りタスクは、各繰り返しタスクの終了後の指定された時間内にシステムは始動し実行を継続します。巡回読み取りタスクが自動モードで実行中にシステムが再起動した場合、巡回読み取りは 0 パーセント(0%)から再スタートします。巡回読み取りタスクが自動モードに設定されている場合、タスクの開始または停止はできません。自動モードはデフォルト設定です。 |
![]() ![]() |
メモ: 自動モードで巡回読み取りタスクが実行される頻度に関する詳細は、お使いのコントローラのマニュアルを参照してください |
•![]() |
手動 — モードを手動に設定すると、巡回読み取りを開始および停止 タスクを使用したい時に、巡回読み取りを開始したり停止したりすることができます。手動モードに設定されていると、巡回読み取りタスクの初期化ができません。巡回読み取りが手動モードで実行中に、巡回読み取りおよびシステム再起動を開始する場合、巡回読み取りは再起動しません。 |
•![]() |
無効 — モードを無効に設定すると、システムで巡回読み取りタスクは実行されません。 |
Storage Management からこのタスクを検出するには、次の手順を実行します。
1 ![]() |
ストレージツリーオブジェクトを展開して、コントローラオブジェクトを表示します。 |
2 ![]() |
コントローラオブジェクトを選択します。 |
3 ![]() |
情報 / 設定サブタブを選択します。 |
4 ![]() |
使用できるタスクドロップダウンメニューから巡回読み取りモードの設定を選択します。 |
5 ![]() |
実行をクリックします。 |
コントローラプロパティの変更 ドロップダウンメニューからこのタスクを検索することもできます。詳細については、「コントローラプロパティの変更」を参照してください。
関連情報
巡回読み取りの開始と停止
この機能に対応するコントローラについては、「対応機能」を参照してください。
巡回読み取りモードか手動に設定されているとき、巡回読み取り タスクの開始または実行中のタスクの停止ができます。
状況によっては巡回読み取りタスクの実行はできません。詳細については、「巡回読み取りモードの設定」を参照してください。
巡回読み取りタスクの開始と停止:
準備完了したら 巡回読み取りの開始 または 巡回読み取りの停止 をクリックします。巡回読み取りを開始または停止せずに終了するには、前のページに戻るをクリックします。
Storage Management からこのタスクを検出するには、次の手順を実行します。
1 ![]() |
ストレージツリーオブジェクトを展開して、コントローラオブジェクトを表示します。 |
2 ![]() |
コントローラオブジェクトを選択します。 |
3 ![]() |
情報 / 設定サブタブを選択します。 |
4 ![]() |
使用できるタスクドロップダウンメニューから巡回読み取りの開始または巡回読み取りの停止を選択します。 |
5 ![]() |
実行をクリックします。 |
コントローラプロパティの変更 ドロップダウンメニューからこのタスクを検索することもできます。詳細については、「コントローラプロパティの変更」を参照してください。
関連情報
コントローラのプロパティの変更
この機能に対応するコントローラについては、「対応機能」を参照してください。
コントローラプロパティの変更 タスクでは、複数のコントローラプロパティを同時に変更できます。このタスクはファームウェアバージョン 6.1 以降を搭載した SAS コントローラでのみ使用できます。
コントローラプロパティの変更 タスクを使用すれば、次のプロパティの一部またはすべてを変更できます。
•![]() |
再構築率 |
•![]() |
バックグラウンドの初期化率 |
•![]() |
整合性チェック率 |
•![]() |
再構築率 |
•![]() |
エラー時整合性チェックの中止 |
•![]() |
復帰可能なホットスペア |
•![]() |
不可分散 |
•![]() |
予測エラー時のメンバーの自動交換 |
•![]() |
冗長パスビュー |
•![]() |
持続的ホットスペア |
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メモ:これらのプロパティはコマンドラインインタフェースを使用して設定することもできます。詳細については、『Server Administrator コマンドラインインタフェースユーザーズガイド』を参照してください。 |
Storage Management からこのタスクを見つけるには、次のいずれかの操作を行います。
1 ![]() |
ストレージ ツリーでストレージを選択します。 |
2 ![]() |
ストレージダッシュボード ページで、使用できるタスク ドロップダウンメニューから コントローラプロパティの変更... を選択します。 |
3 ![]() |
実行をクリックします。 |
または
1 ![]() |
ストレージツリーオブジェクトを展開して、コントローラオブジェクトを表示します。 |
2 ![]() |
コントローラオブジェクトを選択します。 |
3 ![]() |
情報 / 設定サブタブを選択します。 |
4 ![]() |
コントローラタスク ドロップダウンメニューから コントローラプロパティの変更... を選択します。 |
5 ![]() |
実行をクリックします。 |
関連情報
•![]() |
再構築率の設定 |
•![]() |
再構築率の設定 |
•![]() |
不可分散 |
•![]() |
冗長パス設定 |
物理ディスク電源の管理
この機能に対応するコントローラについては、「対応機能」を参照してください。
物理ディスク電源の管理 では、物理ディスクの電源消費量を管理できます。
![]() ![]() |
メモ:物理ディスク電源の管理 は、PERC H700、H800、および H310 カードにおいて、ホットスペアと未構成ディスクをスピンダウンすることで使用できます。PERC H710、H710P、および H810 カードでも 物理ディスク電力の管理 タスクがサポートされ、追加の省電力モード、スピンダウン設定のドライブ、自動ディスク省電力(アイドル C)オプションがあります。 |
消費される電力を管理するには、次のモードのうちひとつを有効化することができます。
•![]() |
省電力モードなし — これがコントローラのデフォルトモードです。このモードでは、すべての省電力機能が無効になっています。 |
•![]() |
バランス省電力モード — I/O レイテンシを抑えながら良好な省電力機能を提供します。 |
•![]() |
最大省電力モード — 全ドライブに対し、最大限の省電力機能を提供します。 |
•![]() |
カスタム省電力モード — 省電力設定をカスタマイズするためのオプションを提供します。この省電力モードを選択すると、デフォルトの値が入力されます。有効化したい機能を選択、または選択解除することができます。サービス品質(QoS) 機能を有効化するには、カスタム省電力モードを選択し、次に 設定済みドライブのスピンダウン オプションで 有効化 を選択します。スピンアップの 開始時刻 および 時間間隔 を設定することにより、設定ドライブでの省電力機能のカスタマイズに サービス品質(QOS)を使用することができます。 |
次の表では、物理ディスクの電力管理 オプションのプロパティを示します。
プロパティ |
定義 |
---|---|
未構成ドライブのスピンダウン |
有効オプションは、指定された期間中無操作であった未設定ディスクをスピンダウンします。 |
ホットスペアのスピンダウン |
有効オプションを選択した場合、指定された期間ホットスペアで読み取り / 書き込み操作が実行されないと、ホットスペアはスピンダウンされます。 |
設定ドライブのスピンダウン |
有効オプションは、指定された期間中無操作であった設定ディスクをスピンダウンします。 |
自動ディスク省電力(アイドル C) |
このプロパティは、さらに省電力化を行うための自動アイドル C 機能を有効または無効にします。有効にすると、レガシードライブには影響を与えませんが、新世代のドライブによるアイドル期間中の部分的 RPM(アイドル C)の実行を追加節電のために可能にします。 |
スピンダウンの時間間隔 |
このプロパティは、ホットスペアと未設定ドライブをスピンダウンするまでの時間間隔を設定します。 |
サービス品質(QOS) |
|
サービス品質(QoS)設定の有効化 |
このチェックボックスを選択して、スピンアップ動作の開始時間と間隔を仮想ディスクレベルで設定します。
メモ:このオプションは、設定ドライブのスピンダウン オプションが選択されている場合にのみ使用できます。
|
開始時刻(HH:MM) |
バッテリ評価サイクルの開始時間です。このオプションは、QOS 設定の有効化 チェックボックスが選択されている場合にのみ有効です。 |
スピンアップの時間間隔(時間) |
バッテリ評価サイクルのスピンアップ時間間隔です。時間間隔は 1~24 時間の範囲で設定します。 |
未設定ドライブおよびホットスペアで物理ディスクの電力管理を行うには、次の手順を実行します。
1 ![]() |
未設定ドライブのスピンダウン および ホットスペアのスピンダウン オプションに 有効 を選択します。 |
2 ![]() |
変更の適用 をクリックします。変更を保存せずに終了する場合は、前のページに戻るをクリックします。 |
カスタム省電力モード で物理ディスクの電力管理を行うには、次の手順を実行します。
1 ![]() |
カスタム省電力モード オプションを選択します。 |
2 ![]() |
残りのパラメータを 物理ディスクの電力管理 画面で編集します。QOS セクションのオプションを次の説明のように設定します。 |
QOS オプションで物理ディスクの電力管理を行うには、次の手順を実行します。
1 ![]() |
カスタム省電力モード オプションを選択します。 |
2 ![]() |
設定ドライブのスピンダウン ドロップダウンメニューで、有効 を選択します。 |
3 ![]() |
サービスの品質(QOS)オプションが有効化されます。スピンアップの 開始時刻 および 時間間隔 を入力します。 |
4 ![]() |
適用 をクリックします。 |
QOS オプションの時間間隔を仮想ディスクレベルで管理するには、次の手順を実行します。
1 ![]() |
QOS ペインで、QOS 設定の有効化 チェックボックスを選択します。 |
2 ![]() |
開始時刻を設定します。開始時刻は 1~24 時間の範囲で設定します。 |
3 ![]() |
変更の適用 をクリックします。 |
![]() ![]() |
メモ:QOS 設定の有効化 オプションは、設定ドライブのスピンダウン オプションが有効の場合にのみ有効です。 |
Storage Management からこのタスクを検出するには、次の手順を実行します。
1 ![]() |
ストレージツリーオブジェクトを展開して、コントローラオブジェクトを表示します。 |
2 ![]() |
コントローラオブジェクトを選択します。 |
3 ![]() |
情報 / 設定サブタブを選択します。 |
4 ![]() |
使用できるタスクのドロップダウンメニューから、物理ディスクの電力管理 を選択します。 |
5 ![]() |
実行をクリックします。 |
保存キャッシュの管理
保存キャッシュ管理機能を使用することにより、コントローラキャッシュデータを無視または回復できます。
ライトバックポリシーでは、データはキャッシュに書き込まれてから、物理ディスクに書き込まれます。仮想ディスクが何らかの理由でオフラインになったり削除されると、キャッシュ内のデータは失われます。
キャッシュ内のデータは、ケーブルエラーや電源エラーが偶然に発生した場合にも失われます。このようなエラーが発生した場合、Storage Management は、仮想ディスクを回復またはキャッシュがクリアされるまで、保存キャッシュやダーティキャッシュに書き込まれたデータを保存します。
この機能はファームウェアバージョン 6.1 以降を搭載した SAS コントローラでのみ使用できます。
コントローラの状態は、保存されたキャッシュによって変わります。コントローラの状態は、コントローラに保存されたキャッシュがある場合は「劣化」と表示されます。
![]() ![]() |
注意:場合によっては、Storage Management を使用して保存キャッシュを管理できないことがあります。たとえば、2 つのディスク、D1 および D2 を備えた RAID 1 があるとします。D2 を取り外した場合、仮想ディスクは劣化状態になり、コントローラキャッシュのデータは D1 に書き込まれます。この時点では、D1 に最新データが入っていることになります。この場合に、D2 を再挿入し D1 を取り出すと、仮想ディスクは劣化状態のままで、最新データは含まれなくなります。 |
保存キャッシュの管理
保存キャッシュを破棄できるのは、次の条件が すべて 満たされる場合に限られます。
•![]() |
コントローラに外部設定がない。クリックしてプレビュー を選択し、外部設定の詳細を表示します。「外部設定操作」を参照してください。 |
•![]() |
コントローラの仮想ディスクがオフラインまたは不足していない。仮想ディスクがオフラインまたは不足している場合は、これらの仮想ディスクのバックアップを作成しておいてください。 |
•![]() |
仮想ディスクへのケーブルが切断されている。 |
暗号化キーの管理
![]() ![]() |
メモ:暗号化を設定するために SED は必要ありませんが、 セキュアな仮想ディスクを作成するためには SED が必要です。暗号化設定は、仮想ディスクと SED の設定に使用されます。 |
![]() ![]() |
メモ:以前には暗号化が有効でなかったコントローラ上の SED ドライブを使用して作成された仮想ディスクは、いずれも手動で暗号化を有効にする必要があります。コントローラにおける暗号化が有効になった後で仮想ディスクが作成された場合、詳細設定での仮想ディスク作成の際に暗号化を有効にするオプションが無効にされた場合を除き、その仮想ディスクは自動的に暗号化仮想ディスクとして設定されます。 |
暗号化対応コントローラでは、暗号化キーの管理 タスクを使って LKM モードでの暗号化を有効にできます。LKM を有効にすると、暗号化対応コントローラ上で暗号化キーを作成してローカルに保存できます。暗号化キーを変更したり削除することもできます。
![]() ![]() |
メモ:このタスクは PERC H7x0 および H8x0 コントローラでのみ使用できます。 |
Storage Management の 暗号化キーの管理 タスクに移動するには、次の手順を実行します。
1 ![]() |
ストレージ ツリーでストレージを選択します。 |
2 ![]() |
ストレージダッシュボード→ 使用できるタスク ドロップダウンメニュー→ 暗号化キーの管理...と移動します。 |
3 ![]() |
実行をクリックします。 |
または
1 ![]() |
ストレージツリーオブジェクトを展開して、コントローラオブジェクトを表示します。 |
2 ![]() |
暗号化対応コントローラオブジェクトを選択します。 |
3 ![]() |
情報 / 設定サブタブ→ コントローラタスク ドロップダウンメニュー→ 暗号化キーの管理.... |
4 ![]() |
実行をクリックします。 |
コントローラが暗号化対応であるのに暗号化キーがない場合は、暗号化キーの作成 ページが表示されます。それ以外の場合は、暗号化の変更または削除 ページが表示されます。
暗号化キー
コントローラは暗号化キーを使って、自己暗号化ディスク(SED)へのアクセスをロックまたはロック解除します。暗号化キーは、1 つの暗号化対応コントローラに対し 1 つのみ作成できます。
ローカルキー管理(LKM)を使用する場合は、暗号化キー識別子 と パスフレーズ を入力して暗号化キーを作成する必要があります。
暗号化キー識別子
暗号化キー識別子 はパスフレーズに対するユーザ指定のテキストラベルです。この識別子は、外部暗号化 SED ドライブのインポート時の認証においてどのパスフレーズを入力するかを決定するのに役立ちます。
パスフレーズ
パスフレーズは、コントローラが暗号化キーを作成するために使用するユーザ指定の文字列です。
暗号化キー作成の詳細については、「暗号化キーの管理」を参照してください。
![]() ![]() |
メモ: 暗号化キーおよびパスフレーズの詳細ガイドラインは、暗号化キーの管理 画面で i アイコンをクリックします。 |
暗号化キーの作成と LKM の有効化
選択したコントローラで暗号化キーを作成するには、次の手順を実行します。
1 ![]() |
ローカルキー管理(LKM)を有効にする オプションを選択します。 |
2 ![]() |
暗号化キー識別子 を入力します。 |
暗号化キー識別子 には、数字、小文字の英字、大文字の英字、非英数字の任意の組み合わせを使用できます。
![]() ![]() |
メモ:暗号化キー識別子 および パスフレーズ のガイドラインは、画面の i アイコンをクリックしてください。 |
3 ![]() |
パスフレーズ を入力します。 |
パスフレーズ には、数字、小文字の英字、大文字の英字、非英数字(スペースを除く)を最低 1 つずつ含む必要があります。
![]() ![]() |
メモ: Server Administrator Storage Management は、パスフレーズ テキストボックスの下に推奨パスフレーズを提供します。 |
4 ![]() |
暗号化キー資格情報を分散 Web サーバーを実行しているシステム上のファイルに保存する場合は、エスクロー チェックボックスを選択します。 |
パス フィールドが表示されます。このファイルを保存する先のパスを入力します。パスには、.xml 拡張子が付くファイル名が含まれるようにします。保存されたファイルには、SAS アドレス、暗号化キー識別子、パスフレーズ、および変更日の情報が含まれます。このファイルは将来の参照のために使用できます。
![]() ![]() |
注意:パスフレーズを忘れてしまった場合、回復することはできませんのでご注意ください。忘れたパスフレーズが関連付けられている物理ディスクを別のコントローラに移動したり、コントローラが故障したり、交換された場合は、そのディスクのデータにはアクセスできません。 |
![]() ![]() |
メモ: 暗号化キー識別子またはパスフレーズがファイルに &、 "、 <、および > といった特殊文字が含まれる場合、これらの文字はそれぞれ &、"、< および > と表記されます。 |
![]() ![]() |
メモ: ファイルの保存中にシステムがクラッシュした場合、そのバックアップファイルが指定した場所に保存されます。 |
5 ![]() |
パスフレーズを使用することの意味を理解したというチェックボックスを選択して、変更の適用 をクリックします。 |
コントローラの 情報 / 設定 サブタブの 暗号化キーが存在する がはいに設定され、暗号化モード が LKM に設定されます。
暗号化キーの変更または削除
すでに暗号化キーが設定されているコントローラの暗号化キーを変更できます。セキュアコントローラの暗号化キーは、コントローラーに暗号化仮想ディスクがないときにのみ削除できます。
暗号化キーを変更するには、新しい暗号化キー識別子 と パスフレーズ を入力してください。現在の パスフレーズ で認証するように求められます。パスフレーズの重要性およびパスフレーズを保存しなかった結果についてよく読んでから、変更を適用してください。
暗号化キーを変更すると、コントローラ上の既存の設定が更新され、新しい暗号化キーが使用されるようになります。その前に暗号化ドライブを外した場合は、それらの暗号化されているドライブをインポートするには古いパスフレーズで認証する必要があります。
暗号化キーを変更するとき、新しい暗号化キー資格情報を分散ウェブサービスを実行しているシステムのファイルに保存または更新することもできます。エスクロー チェックボックスを選択します。コントローラの暗号化キー資格情報がすでに保存されている場合は、ファイルパスの入力するとコントローラの資格情報を更新します。資格情報が新しいコントローラのものであれば、詳細が同じファイルに追加されます。
資格情報がファイルに保存されていない場合は、ファイルを保存する先のパスを入力できます。パスには、.xml 拡張子が付くファイル名が含まれる必要があります。変更を適用した後、このファイルが資格情報を使って作成されます。
暗号化キーを削除すると、暗号化仮想ディスクを作成できなくなり、未設定の暗号化自己暗号化ドライブはすべて消去されます。ただし、暗号化キーを削除しても、外部ディスク上の暗号化やデータには影響しません。暗号化キー資格情報がファイルに保存されている場合は、暗号化キーを削除してもそのファイルは削除されません。ファイルの管理はシステム管理者の責任です。
CacheCade の管理
CacheCade の操作を開始する前に、ストレージエンクロージャ内に SSD が存在することを確認してください。詳細については、「ソリッドステートドライブを使用した CacheCade」を参照してください。
CacheCade を作成、サイズ変更、点滅、または削除するには、CacheCade 画面に移動し、次の手順を実行します。
1 ![]() |
Server Administrator ウィンドウの システム ツリーで、ストレージ を展開します。 |
2 ![]() |
ストレージコントローラをクリックします (例:PERC H710P アダプタ) |
3 ![]() |
ストレージコントローラのコンポーネントをクリックします。 |
4 ![]() |
使用できるタスク から、CacheCade の管理 を選択します。 |
5 ![]() |
実行 をクリックします。 |
CacheCade 画面が表示されます。
CacheCade の作成
CacheCade の作成方法:
1 ![]() |
CacheCade 画面で、CacheCade の作成 をクリックします。CacheCade の作成 画面が表示されます。 |
2 ![]() |
ご利用のシステムに SAS と SATA SSD の両方が搭載されている場合は、CacheCade グループ セクションで、SATA SSD または SAS SSD を選択します。 |
3 ![]() |
CacheCade の名前を入力します。サイズは次のように計算されます。 |
CacheCade のサイズ = 最も容量が小さい SSD * SSD 数
4 ![]() |
表示される使用可能な空きディスクから、CacheCade に含める SSD を選択します。選択されたディスクは、選択した物理ディスク セクションに表示されます。 |
5 ![]() |
終了 をクリックします。 |
![]() ![]() |
メモ:CacheCade の作成中における物理ディスクの選択手順は、仮想ディスクの作成中におけるディスクの選択に似ています。詳細については、「ウィザードの終了をクリックすることによる仮想ディスク作成のキャンセル」を参照してください。 |
CacheCade のサイズ変更
CacheCade サイズの変更方法:
1 ![]() |
CacheCade 画面で、サイズ変更したい CacheCace に移動し、 タスク ドロップダウンメニューから サイズの変更... を選択します。 |
CacheCade のサイズ変更 画面が表示されます。
2 ![]() |
使用できる CacheCade から、必要に応じて CacheCade を追加または削除します。選択したディスクは、選択した物理ディスク セクションに表示されます。 |
![]() ![]() |
メモ:CacheCade に含める SSD を選択または選択解除する際は、元の SSD を少なくとも 1 台残す必要があります。 |
3 ![]() |
終了 をクリックします。 |
CacheCade の名前変更
1 ![]() |
CacheCade 画面で、名前を変更する CacheCade に移動し、使用できる タスク から、名前の変更... を選択します。 |
2 ![]() |
名前の変更 画面で、CacheCade の新しい名前を入力し、終了 をクリックします。 |
CacheCade の点滅および点滅解除
CacheCade 画面で、点滅させるCacheCade に移動し、使用できる タスク から 点滅 を選択します。
CacheCade に含まれる物理ディスクの LED が点灯します。
CacheCade 画面で物理ディスクの点滅を解除するには、点滅解除する CacheCade ディスクに移動し、使用できる タスク から 点滅解除... を選択します。
CacheCade の削除
CacheCade の削除方法:
1 ![]() |
CacheCade 画面で、削除する CacheCade に移動し、使用できる タスク から 削除 を選択します。 |
次の警告が表示されます:警告! CacheCade のプールサイズが縮小されます。削除の操作を続行してもよろしいですか?
2 ![]() |
削除 をクリックします。 |
CacheCade のプロパティ
CacheCade 画面に、各 CacheCade のプロパティの表が表示されます。下記の表には、各プロパティの説明が記載されています。
プロパティ |
定義 |
---|---|
状態 |
これらのアイコンはストレージコンポーネントの重大度、または正常性を示します。 |
![]()
![]()
![]()
|
正常 / OK 警告 / 非重要 重要 / 致命的 詳細については、「ストレージコンポーネントの重大度」を参照してください。 |
名前 |
このプロパティは CacheCade の名前を表示します。リンクを辿ることで、CacheCade を構成する物理ディスクにアクセスできます。 |
タスク |
このドロップダウンリストは、CacheCade に使用できるタスクを表示します。 |
サイズ |
このプロパティは CacheCade のサイズを表示します。 |
バスプロトコル |
このプロパティは物理ディスクが使用している技術を表示します。SAS または SATA が表示されます。 |
ディスクキャッシュポリシー |
このプロパティは、CacheCade の一部である物理ディスクのディスクキャッシュポリシーが有効または無効であるかを表示します。 「RAID コントローラの読み取り、書き込み、キャッシュ、およびディスクキャッシュポリシー」を参照してください。 |
非 RAID ディスクへの変換
PERC H310 アダプタでは、コントローラタスクドロップダウンメニューで 非 RAID ディスクに変換 タスクを選択して、次の手順を実行します。
1 ![]() |
準備完了 状態のディスクが表示されます。変換するドライブを選択します。 |
2 ![]() |
適用 をクリックします。 |
ディスクが変換されたことの確認が表示されます。
RAID 対応ディスクへの変換
PERC H310 アダプタでは、コントローラタスクドロップダウンメニューで RAID 対応ディスクに変換 タスクを選択して、次の手順を実行します。
1 ![]() |
非 RAID ディスクが表示されます。変換するドライブを選択します。 |
2 ![]() |
適用 をクリックします。 |
ディスクが変換されたことの確認が表示されます。
巡回読み取りレポート
この機能に対応するコントローラについては、「対応機能」を参照してください。
このレポートは、コントロールで実行された巡回読み取りに関するすべての情報を発生順に表記します。最後のランタイムや結果などの情報が含まれます。巡回読み取りが失敗した場合は、エラーの原因が表記されます。
Storage Management からこのタスクを検出するには、次の手順を実行します。
1 ![]() |
ストレージ をクリックして、ダッシュボードを表示します。 |
2 ![]() |
レポートの選択ドロップダウンメニューから 巡回読み取りレポートの表示 を選択します。 |
3 ![]() |
実行をクリックします。 |
整合性チェックレポート
この機能に対応するコントローラについては、「対応機能」を参照してください。
このレポートは、コントロールで実行された整合性チェックに関するすべての情報を発生順に表記します。最後のランタイムや結果などの情報が含まれます。整合性チェックが失敗した場合は、エラーの原因が表記されます。
Storage Management からこのタスクを検出するには、次の手順を実行します。
1 ![]() |
ストレージ をクリックして、ダッシュボードを表示します。 |
2 ![]() |
レポートの選択ドロップダウンメニューから整合性チェックレポートの表示を選択します。 |
3 ![]() |
実行をクリックします。 |
スロット占有レポート
この機能に対応するコントローラについては、「対応機能」を参照してください。
スロット占有レポートの表示 タスクでは、すべてのエンクロージャとバックプレーンの使用中および未使用のスロットの詳細を表示できます。物理ドライブスロットの占有状態を示す図が提供されます。各スロットにマウスオーバーすると、物理ディスク ID やサイズなどのスロットの詳細を確認できます。
物理ディスクファームウェアバージョンレポート
この機能に対応するコントローラについては、「対応機能」を参照してください。
物理ディスクファームウェアバージョンレポート は、現在のファームウェアと、現在使用可能なファームウェアおよびレガシードライブモデルのリストとを比較します。
![]() ![]() |
メモ: HDD ファームウェアバージョンレポートの生成には、ドライブのネゴシエーション可能な速度とモデル番号が hddfwver.csv ファイルのエントリをインデックス付けするためのキーとして使用されます。コントローラからドライブのネゴシエーション可能な速度を取得できない場合は、ドライブのモデル番号が hddfwver.csv ファイルのエントリをインデックス付けするためのキーとして使用されます。 |
レポートはコントローラごと、またはストレージシステム全体で実行できます。
コントローラごとのレポートには、コントローラ→ 情報 / 設定 → 使用可能なレポート→ 物理ディスクファームウェアバージョンレポート→ 実行 とクリックします。
ストレージシステムレポートには、ストレージ→ 情報 / 設定→ グローバルタスク→ 物理ディスクファームウェアバージョンレポート→ 実行 を選択します。
比較の新しさは、比較ファイルと同じになります。最新の比較ファイル(hddfwver.csv)がない場合は、サービスプロバイダに連絡して、最新ファイルをダウンロードしてください。既存の hddfwver.csv ファイルを次の場所にある新規ファイルと交換します。
Windows:
C:\<Program Files (x86)>\Dell\SysMgt\sm
C:\Program Files は、システムに応じて異なる場合があります。
Linux:
/opt/dell/srvadmin/etc/srvadmin-storage/hddfwver.csv
ESXi:
/etc/cim/dell/srvadmin/srvadmin-storage/hddfwver.csv
すべての物理ディスクの既存ファームウェアが最新である場合は、次の情報メッセージが表示されます。
ファームウェアアップデートが必要な物理ディスクはありません
レポートには、次の表にリストされるように、ファームウェアアップグレードが必要なドライブの情報が表示されます。
プロパティ |
定義 |
名前 |
アップデートが必要な各ドライブのネクサスまたは場所。ネクサスは、ドライブ場所の 2 桁または 3 桁のマッピングとして表示されます。例: |
モデル番号 |
特定の OEM ベンダーのドライブおよびドライブ容量と関連付けられている一意の番号。 |
ファームウェアバージョン |
システム内の特定のドライブ上で現在実行されているファームウェアのバージョン。 |
使用可能な最新ファームウェアバージョン |
比較ファイルのファームウェアバージョンと比較されたファームウェアバージョン。 |
Nautilus EFI |
Nautilus はオフラインファームウェアアップデートに使用されるツールです。Nautilus EFI とは、対応サーバーの第 11(yx1x)世代で機能するツールのバージョンです。このツールは、一度のスキャンでの複数ドライブタイプのアップデート、およびプロシージャ起動のアップデートを行い、USB キーから実行されます。Nautilus EFI 列にパーツ番号がある場合、ドライブは第 11 世代サーバーに装備されて出荷されたことになります。このツールは、ダウンロードすると ドライブファームウェアダウンロード に NautilusEFIAxx_ZPE.exe フォーマットのファイル名で表示されます。 |
Nautilus DOS |
Nautilus はオフラインファームウェアアップデートに使用されるツールです。Nautilus DOS は、SAS および SATA ドライブ装備の対応サーバーの第 9(x9xx)~11(yx1x)世代で機能するツールのバージョンです。このツールは、一度のスキャンでの複数ドライブタイプのアップデート、およびプロシージャ起動のアップデートを行い、USB キー、Preboot Execution Environment(PXE)、または CD-ROM から実行されます。Nautilus DOS 列にパーツ番号がある場合、ドライブは第 9~11 世代サーバーに装備されて出荷されたことになります。このツールは、ダウンロードすると ドライブファームウェアダウンロード に NautilusAxx_ZPE.exe フォーマットのファイル名で表示されます。 |
DUP 再起動が必要 |
このフィールドが はい になっている場合は、[DUP] フィールドが空になることはありません。これは、オンライン DUP が使用可能であることを示します。DUP はオンライン実行可能ファイルを介してファームウェアペイロードに送信できますが、ファームウェアは次のシステム再起動までディスクにコミットされません。従って、オンライン実行可能ファイルを起動できるアプリケーションやスクリプトを使用して、1 対多のオンライン展開を行うことが可能です。 |
DUP |
単一のドライブファミリで実行される単一の実行可能ファイルです。Nautilus とは違い、異なるドライブをアップデートするには、異なる DUP の使用が必要です。単一の DUP パッケージは実行時、その DUP パッケージに該当するドライブのすべてをアップデートします。DUP は再起動することなく、オンラインで実行できます。DUP オンラインファームウェアアップグレード中は、I/O 操作を停止するか、少なくとも減速することをお勧めします。 |
パーツ番号 |
ドライブ障害発生時、物理ディスクファームウェアバージョンレポート を実行して故障したドライブのパーツ番号を確認し、ドライブにアップデートが必要なものがあるかどうかをチェックします。 |