物理デバイスのプロパティ
次の表に、PCIe SSD の物理デバイスプロパティをリストします。
プロパティ | 説明 | ||
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[名前] | PCIe SSD の名前を表示します。名前は、ベイ ID と、PCIe SSD がインストールされたスロットで構成されます。 | ||
[状態] | PCIe SSD の正常性状態を表示します。 | ||
[バスプロトコル] | PCIe SSD が使用しているテクノロジを表示します。 | ||
[デバイスプロトコル] | Non-Volatile Memory Express(NVMe)などの物理デバイスのデバイスプロトコルを表示します。
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[デバイス名] | PCIe SSDのデバイス名を表示します。 | ||
[メディア] | 物理ディスクのメディアの種類を表示します。 | ||
[デバイスの寿命状況] |
PCIe SSD の寿命状況を表示します。デバイスの寿命状況は、次の属性で決定されます: 寿命に対する使用済み割合 — この属性は、使用開始からの経過時間(最高 3 年)または、書き込み合計バイト(TBW)のパーセンテージによって決定されます。 書き込み保護進行 — この属性は、使用可能なスペアセクタ数の減少状況によって決定されます。使用可能なスペアセクタ数が元のプールの 10 パーセントを下回ると、ドライブは読み取り専用モードになります。 デバイスの寿命状況の可能値: ドライブ正常性良好 — ドライブは TBW 仕様以内で使用されています。ドライブの正常性は、使用可能なスペアブロックが十分にあり、良好です。寿命に対する使用済み割合と書き込み保護の進展の値が 100 パーセントを下回っている場合、ドライブの正常性は良好と言えます。 保証期限満期真近 — ドライブは指定された TBW に近づいており、保証期限満期が真近であることを示しています。ただし、使用可能なスペア ブロック数が読み取り専用モードに入るしきい値を上回っているため、ドライブは機能します。寿命に対する使用済み割合が 90 パーセント以上で、書き込み保護の進展がしきい値である 90 パーセントを下回ると、ドライブは保証期限満期が真近です。 保証期限切れ — ドライブは TBW のしきい値に到達し、平均寿命の仕様を満たしました。使用可能なスペアブロック数が読み取り専用モードに入るしきい値よりも上回っているため、ドライブは機能します。しかし、TBW 仕様を超過しドライブの保証が切れると、指定されたデータ保持期間(TBW に到達した後でドライブからデータを読み取ることができる時間)は低下します。寿命に対する使用済み割合の値が 100 パーセントで、書き込み保護の進展が 100 パーセントを下回ると、ドライブの保証期限は切れます。 読み取り専用真近 — ドライブはスペアセクタが不足し、読み取り専用モードに近づいています。ただし、ドライブの正常性状態は良好で、データ保持には影響がありません。寿命に対する使用済み割合の値が 100 パーセントを下回り、書き込み保護の進展が 90 パーセント以上であると、ドライブは読み取り専用モード真近と判断されます。 読み取り専用 — ドライブは読み取り専用モードです。ユーザーは開いているファイル(ある場合)を他のデバイスに保存し、 デバイスを交換または取り外す必要があります。デバイスを取り付けてから 3 年以内にこの現象が起こった場合、この不具合は保証の対象となります。寿命に対する使用済み割合の値が 100 パーセントを下回り、書き込み保護の進展が 90 パーセントであると、ドライブは読み取り専用モードです。 |
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[ドライバー バージョン] | PCIe SSD サブシステムにインストールされているドライバのバージョンを表示します。
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[残留定格書き込み耐久性] |
書き込み作業負荷の量に基づいたSSD更新/交換についての情報を表示します。このフィールドは、SSD の NAND(否定論理積)型フラッシュチップの合計数の累積仕様を基に、SSD で使用可能な残りのプログラムまたは消去サイクルの合計を示します。
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[ファームウェア リビジョン] | 物理デバイスのファームウェアバージョンを表示します。
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[モデル番号] | PCIe SSD の PPID(Piece Part Identification)を表示します。 | ||
[容量] | デバイスの容量を表示します。 | ||
[ベンダー ID] | デバイスのハードウェアベンダーを表示します。 | ||
[製品 ID] | デバイスの製品 ID を表示します。 | ||
[シリアル番号] | デバイスのシリアル番号を表示します。 | ||
[ PCIe のネゴシエートされたリンク速度] | 物理デバイスの、現在のネゴシエーション後の転送速度を GT/s で示します。 | ||
[PCIe最大リンク速度] | 物理デバイスの、可能な転送速度を GT/s で示します。 | ||
[PCIe ネゴシエート済みのリンク幅] | 物理デバイスの、現在のネゴシエーション後のリンク幅を表示します。 | ||
[PCIe最大リンク幅] | 物理デバイスの、可能リンク幅を表示します。 | ||
[フォームファクタ] | デバイスのフォームファクタを表示します。以下の値があります。 [アドインカード] — HHHL デバイス [2.5インチ] — HHHLデバイス以外の物理デバイス。 |
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[サブベンダー] | デバイスのベンダー名を表示します。 | ||
[使用可能なスペア] | すべてのPCIe SSD/HHHLに対して設定された利用可能なスペアの値を表示します。新しいディスクには100%のスペアがあり、使用とともに減少します。
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メモ: PowerEdge YX4X以降のサーバーでは、[PCIe SSDサブシステム]の下にチャネルまたはコネクターの情報は表示されません。エンクロージャ/バックプレーンは、 [PCIe SSDサブシステム]に直接接続されています。 [NVMeデバイス(アレイディスク)]および [アドオン カード(HHHLカード)]の表示に変更はありません。 [NVMeデバイス(アレイディスク)]はエンクロージャ/バックプレーンの下に表示され、 [アドオン カード(HHHLカード)]は [PCIe SSDサブシステム]の下に表示されます。 |