OpenManage Integration for VMware vCenter

vCenter におけるシングルホストシステムのインベントリ表示

シングルホストシステムのインベントリを表示するには、以下を行います。
  1. vSphere クライアント から、インベントリの見出しの下で ホストとクラスタを選択します。

  2. ホストとクラスタ から、左ペインでホストシステムを選択し、次に OpenManage Integration タブを選択します。

  3. 選択されたホストの概要が表示されます。

    概要には、個別コンポーネントの正常性、識別情報、ハイパーバイザー、およびファームウェア情報を含む、主なホストサーバー属性が提供されます。
    • ハードウェアコンポーネントの正常性は、すべての主なホストサーバーコンポーネントのステータスのグラフ表示です。それには、システムシャーシ、電源装置、温度、ファン、電圧、プロセッサ、バッテリ、イントルージョン、ハードウェアログ、電源管理、およびメモリが含まれます。以下のような利用可能なステータスがあります。
      • 正常(緑色のチェックマーク) - コンポーネントは通常通りに動作中
      • 警告(黄色の三角に感嘆符) - コンポーネントには重大でない不具合があります
      • 重要(赤いX印) - コンポーネントには重大な障害があります
      • 不明(疑問符) - コンポーネントステータスは不明

      グローバルの正常性ステータスはヘッダーバーの右上に表示されます。

    • サーバー情報は、次のような識別情報、ハイパーバイザー、およびファームウェア情報を提供します。
      • ホスト名、電源状況、iDRAC IP アドレス、管理 IP アドレス、使用中の接続プロファイル、モデル、サービスタグと資産タグ番号、保証残余期間、最後のインベントリスキャン実行日。
      • ハイパーバイザー、BIOS ファームウェア、および iDRAC ファームウェアバージョン
      • 耐障害性メモリ(FRM):これは BIOS 属性で、サーバーの初回セットアップ中に BIOS で有効にされ、サーバーのメモリ操作モードを表示します。メモリ操作モード値を変更する際はシステムを再起動する必要があります。これは、R620、R720、T620、M620 サーバーの ESXi 5.5 バージョン以降に当てはまります。次の 4 つの値があります:
        • 有効かつ保護状態:この値は、システムがサポートされており、オペレーティングシステムのバージョンが ESXi 5.5 以降であり、BIOS のメモリ操作モードが FRM に設定されていることを示します。
        • 有効かつ非保護状態:この値は、メモリ動作モードが BIOS で FRM に設定されているものの、オペレーティングシステムはこの機能に対応していないことを示します。
        • 無効:この値はどのオペレーティングシステムのバージョンのシステムでもサポートし、ここでは BIOS のメモリ操作モードは FRM に設定されていないことを示します。
        • ブランク:BIOS のメモリ操作モードがサポートされていない場合、FRM 属性が表示されません。
    • 最新システムログには、最新 10 個のシステムイベントログ項目が提供されます。システムイベントログウィンドウを起動して、さらなるログ詳細を表示するには、詳細をクリックします。
  4. ホスト情報で、ハードウェアインベントリをクリックして、次のようなホストシステムにインストールされているすべてのコンポーネントのリストと、さらなる詳細を表示します。

    • フィールド交換可能装置(FRU) - DIMMS、システムプラナー、電源装置、バックプレーン、コントローラカード等。
    • メモリ - 使用可能および使用中のスロット数、最大容量および使用中のメモリ量、および個別 DIMM の詳細。
    • ネットワークインタフェースカード(NIC) - インストールされているカード数および個別 NIC の詳細。
    • PCI スロット - 使用可能および使用中のスロット数、および個別スロットの詳細。
    • 電源装置 - 総数および個別 PSU の詳細。
    • プロセッサ - 総数および個別 CPU の詳細。
    • リモートアクセスカード - IP アドレス情報、RAC タイプ、およびウェブインタフェース URL。
  5. ホスト情報 ストレージをクリックして、次のような物理および仮想ストレージの容量とタイプのグラフおよび詳細ビューを表示します。

    • ホストシステムの合計ストレージ容量、設定済み、未設定およびグローバルホットスペアのディスク容量。
    • システムにインストールされている各ストレージコンポーネント数のリスト。
    • 当該コンポーネントに関する詳細情報を含むコンポーネントデータテーブル。
  6. ホスト情報で、ファームウェアをクリックして、以下を含むすべての Dell Lifecycle Controller ファームウェア情報を表示します。

    • アップデート名 - BIOS、Dell Lifecycle Controller、電源装置等。
    • アップデートタイプ - BIOS、ファームウェアまたはアプリケーション。
    • 個別アップデート詳細 - アップデートが進行中の場合、バージョン、インストール時刻、またはアップデートステータスおよびアップデートバージョン。アップデートステータスとバージョンには、アップデートがスケジュールされている場合にのみデータが含まれ、アップデートバージョンは、システムが今後アップデートされるファームウェアバージョンです。
  7. ホスト情報で、電源監視をクリックし、次のような一般電源情報、エネルギー統計情報、および予備電源情報を表示します。

    • 現在の電力バジェット、プロファイル、警告および障害しきい値。
    • エネルギー消費量、システムピーク電力、およびアンペア数統計情報。
    • 予備電源およびピーク予備容量。
  8. ホスト情報保証をクリックして、次のようなシステム保証情報を表示します。

    • 保証プロバイダ名および保証の説明。
    • 保証の開始および終了日ならびに残余期間。
    • 保証ステータス(有効、無効)および最新保証情報アップデート日。