Dell EMC Server Administrator Storage Management 9.3.1

暗号化キーの変更または削除

コントローラーですでに暗号化キーが設定されている場合、コントローラーの暗号化キーを変更できます。暗号化されたコントローラーの暗号化キーの削除は、暗号化された仮想ディスクが存在しない場合にのみ可能です。

暗号化キーを変更するには、[新しい暗号化キー識別子]と[パスフレーズ]に該当の内容を入力します。ダイアログが表示され、[パスフレーズ]の現在の内容を認証するように求められます。変更を適用する前に、パスフレーズの重要性およびこれを保存しない場合の影響に関する注意事項を必ずお読みください。

暗号化キーを変更すると、新しい暗号化キーを使用するためにコントローラの既存の設定がアップデートされます。以前に暗号化ドライブを取り外している場合は、その暗号化ドライブをインポートするために古いパスフレーズでの認証を行う必要があります。

暗号化キーを変更するとき、[エスクロー]チェック ボックス オプションが選択されていると、指定したシステムの場所にファイルの詳細情報を保存できます。コントローラーの暗号化キーの認証情報がすでに保存されている場合、そのコントローラーの認証情報をアップデートすると、同じコントローラー モデルとSASアドレスの組み合わせのファイルの場合に限りファイルが上書きされます。それ以外の場合は、新しいファイルが作成されます。一意のSASアドレスの詳細情報と新しいコントローラーの認証情報である場合、新しいファイルが生成されます。

エスクロー]チェック ボックスが選択されていない場合、ファイルは今後の参照のために作成されません。

暗号化キーを削除すると、暗号化仮想ディスクを作成することはできず、暗号化された未設定の自己暗号化ドライブはすべて消去されます。ただし、暗号化キーの削除は外部ディスクの暗号化またはデータには影響を及ぼしません。暗号化キーの認証情報をファイルに保存している場合、暗号化キーを削除してもファイルは削除されません。そのファイルを管理する責任は管理者にあります。