メモ:
VMware® ESXi オペレーティングシステムの制限上、このバージョンの OpenManage Server Administrator ではアラート処置の設定を使用できません。
対応 Linux オペレーティングシステムが稼動するシステムでアラート処置を設定する場合は、処置を「サーバーで警告を表示する」ように指定できます。 この処置を実行するために、Server Administrator はコンソールにメッセージを書き込みます。 Server Administrator システムで X Window System を実行している場合、このメッセージはデフォルトでは表示されません。 X Window System を実行しているときに、Red Hat® Enterprise Linux
システムでアラートメッセージを表示するには、イベントが発生する前に xconsole または
xterm -C を開始する必要があります。 X Window System を実行しているときに、SUSE® Linux
Enterprise Server システムでアラートメッセージを表示するには、イベントが発生する前に
xterm -C を開始する必要があります。
イベントのアラート処置を設定する場合は、メッセージをブロードキャストするように処置を指定できます。この処置を実行するには、Server Administrator は、メッセージ権限が yes に設定されているすべてのユーザーにメッセージを送信する wall コマンドを実行します。 Server Administrator を実行しているシステムで X Window System が実行されている場合、デフォルトではこのメッセージは表示されません。 X Window Systems の実行中にブロードキャストメッセージを表示するには、イベントが発生する前に xterm または gnome-terminal のようなターミナルを開始する必要があります。
セキュリティ保護のため、Microsoft Windows Server 2008 は対話型サービスを使用できないように設定されています。 Microsoft Windows Server 2008 でサービスが対話型サービスとしてインストールされると、オペレーティングシステムは、そのサービスが対話型サービスとしてマークされたことを示すエラーメッセージを Windows System ログに残します。
Server Administrator を使用してイベントにアラート処置を設定する際、「アプリケーションの実行」処置を指定できます。 対話型サービスが適切にアラート処置を実行するためには、Dell Systems Management Server Administrator (DSM SA) Data Manager サービスを対話型サービスとして設定する必要があります。 対話型アプリケーションの例としては、グラフィカルユーザーインタフェース(GUI)を備えたアプリケーションや、ユーザーによる入力(バッチファイルでの「pause」コマンドなど)が必要なアプリケーションがあります。
Server Administrator を Microsoft Windows Server 2008 にインストールした場合、DSM SA Data Manager サービスはデフォルトで非対話型サービスとしてインストールされ、デスクトップと対話できないように設定されます。 このため、アラート処置を実行する際、対話型アプリケーションは適切に実行されません。 この状態で対話型アプリケーションをアラート処置に実行した場合、アプリケーションは一時停止して入力待ちになります。 アプリケーションインタフェース / プロンプトはユーザーには表示されず、対話型サービス検出サービスが開始された後も非表示のままになります。 タスクマネージャのプロセスタブには、対話型アプリケーションが実行されるたびにアプリケーションプロセスエントリが表示されます。
Microsoft Windows Server 2008 でアラート処置の対話型アプリケーションを実行する必要がある場合は、DSM SA Data Manager サービスをデスクトップと対話式に使用できるように設定する必要があります。 デスクトップとの対話を可能にする方法:
サービスコントロールパネルで DSM SA Data Manager サービスを右クリックし、[プロパティ] を選択します。
ログオンタブで [デスクトップとの対話をサービスに許可] を有効にし、[OK] をクリックします。
DSM SA Data Manager サービスを再起動して、変更を適用します。
変更後 DSM SA Data Manager サービスを再起動すると、Service Control Manager はシステムログに次のメッセージがログ記録されます。"The DSM SA Data Manager service is marked as an interactive service. However, the system is configured to not allow interactive services. This service may not function properly." (「サービスは、対話型サービスとしてマークされています。 ただし、システムは対話型サービスを許可しないように構成されています。 このサービスは正常に機能しない可能性があります。」) この変更により、DSM SA Data Manager サービスはアラート処置に対して対話型アプリケーションを適切に実行できるようになります。 また、対話型アプリケーションによるインタフェース / プロンプトを表示するために、対話型サービス検出サービスが実行されていることを確認してください。 これらの変更が終了すると、[対話型サービス ダイアログの検出] ダイアログボックスがオペレーティングシステムで表示され、対話型アプリケーションインタフェース / プロンプトにアクセスできるようなります。