OpenManage Integration for VMware vCenter Version 4.3

ファームウェアアップデートについて

OMIVV アプライアンスでは、管理対象ホストで BIOS およびファームウェアのアップデートジョブを実行できます。複数のクラスタまたは非クラスタホストでファームウェアアップデートジョブを同時に実行することができます。同一クラスタの 2 つのホストで同時にファームウェアをアップデートすることは許可されません。

以下にファームウェアアップデートを実行できる 2 つの方法を示します。

  • 単一 DUP - DUP の場所(CIFS または NFS 共有のいずれか)を直接ポイントすることで、iDRAC、BIOS、または LC のファームウェアアップデートを実行します。単一 DUP の方法はホストレベルでのみ使用できます。

    リポジトリ - BIOS およびすべてのサポートされたファームウェアアップデートを実行します。この方法は、非 vSAN 構成のホストレベルとクラスタレベルの両方で使用できます。次に、リポジトリの 2 つの場所を示します。

    • Dell デフォルトオンライン - ファームウェアアップデートのデフォルトリポジトリは、Dell オンライン(https://downloads.dell.com)に設定されています。OMIVV により、選択されたファームウェアアップデートが Dell リポジトリからダウンロードされ、管理対象ホストがアップデートされます。
      メモ: ネットワークの設定に基づき、ネットワークにプロキシが必要な場合は、プロキシを有効にします。
    • Dell カスタムオンライン - OMIVV により、選択したファームウェアのアップデートが Dell カスタムオンラインからダウンロードされ、必要に応じてホストに適用されます。
    • 共有のネットワークフォルダ - ファームウェアのローカルリポジトリを、CIFS ベースまたは NFS ベースのネットワーク共有に置くことができます。このリポジトリは、デルが定期的にリリースするサーバアップデートユーティリティ(SUU)でも、DRM を使用して作成されたカスタムリポジトリでもかまいません。このネットワーク共有は、OMIVV によってアクセスできるようにする必要があります。
      メモ: CIFS 共有を使用している場合は、リポジトリのパスワードは 31 文字以内にしてください。
      メモ: 最新バージョン(3.x)以降の DRM を使用していることを確認します。

ファームウェアアップデートリポジトリのセットアップについては、「ファームウェアアップデートリポジトリの設定」を参照してください。

ファームウェアアップデートウィザード は常に、iDRAC、BIOS、および Lifecycle Controller の最低ファームウェアレベルをチェックし、最低必須のバージョンにアップデートすることを試みます。iDRAC、BIOS、および Lifecycle Controller の最小ファームウェアレベルの詳細については、『OpenManage Integration for VMware vCenter Compatibility Matrix』(OpenManage Integration for VMware vCenter の互換性マトリックス)を参照してください。iDRAC、Lifecycle Controller、BIOS ファームウェアバージョンが最低要件を満たすと、ファームウェアアップデートプロセスにより、iDRAC、Lifecycle Controller、RAID、NIC/LOM、電源装置、BIOS などを含むすべてのファームウェアバージョンのアップデートが実行されます。