OpenManage Integration for VMware vCenter Version 4.3

VLAN サポート

OMIVV は、ルータブル VLAN へのハイパーバイザー展開をサポートし、VLAN サポートは展開ウィザードで設定できます。展開ウィザードのこの部分では、VLAN の使用および VLAN ID を指定するオプションがあります。VLAN ID が指定されると、展開の際にハイパーバイザーの管理インタフェースに適用され、すべてのトラフィックがその VLAN ID でタグ付けされます。

展開の際に提供された VLAN が、仮想アプライアンスと vCenter サーバの両方と通信できることを確認してください。ハイパーバイザーをこれらの宛先のいずれかまたは両方と通信できない VLAN に展開すると、展開が失敗する原因となります。

1 つの展開ジョブで複数のベアメタルサーバを選択し、同じ VLAN ID をすべてのサーバに適用する場合、展開ウィザードのサーバ識別の箇所で、選択したすべてのサーバに設定を適用 を使用します。このオプションでは、その他のネットワーク設定とともに同じ VLAN ID を、その展開ジョブのすべてのサーバに適用することができます。

メモ: OMIVV はマルチホーム構成をサポートしません。2 つ目のネットワークとの通信のための、アプライアンスへの 2 つ目のネットワークインタフェースの追加は、ハイパーバイザー展開、サーバコンプライアンス、およびファームウェアアップデートが関わるワークフローに問題を生じる原因になります。
図1. VLAN ネットワーク。
このイメージは VLAN ネットワークについて説明しています。

このネットワークの例では、展開されている vCenter と ESXi ホストの VMkernal は VLAN 10 にありますが、OMIVV アプライアンスは VLAN 5 にあります。OMIVV は VLAN のマルチホームをサポートしないため、すべてのシステムが互いに正しく通信するためには、VLAN 5 が VLAN 10 にルーティングされる必要があります。これらの VLAN でルーティングが有効にされていない場合、展開は失敗します。