OpenManage Integration for VMware vCenter Version 4.3

非 vSAN ホストのファームウェアアップデートウィザードの実行

このタスクについて

メモ: ファームウェアアップデートの処理中は、次のものを削除しないでください。
  • ファームウェアのアップデートジョブが進行中の vCenter のホスト
  • ファームウェアのアップデートジョブが進行中のホストの接続プロファイル

非 vSAN ホストのファームウェアアップデートを実行するには、次の手順を実行します。

手順

  1. ファームウェアアップデートウィザードにアクセスするには、OpenManage Integration で ホスト をクリックし、次のいずれかの操作を実行します。

    • ホストを右クリックし、すべての OpenManage Integration アクション > ファームウェアアップデート の順に選択します。
    • ホスト ページでホストをクリックし、すべての OpenManage Integration アクション > ファームウェアアップデート の順に選択します。
    • ナビゲータ ペインで、ホストを選択し、サマリ > OMIVV ホスト情報 > ファームウェアウィザードを実行 の順にクリックします。
    • ナビゲータ ペインで、ホストを選択し、監視 > OMIVV ホスト情報 > ファームウェア > ファームウェアウィザードを実行 の順にクリックします。
    OMIVV が、ホストのコンプライアンスおよび、同じクラスタ内のホストで他のファームウェアアップデートジョブが進行中かどうかを確認します。検証後、ファームウェアアップデート ウィザードが表示されます。
    メモ: OMIVV を以前のバージョンから使用可能なバージョンにアップグレードするときに、そのファームウェアのアップデートジョブがすでにスケジュールされていた場合は、OMIVV データベースをバックアップし、利用可能なバージョンに復元した後に同じホスト上でファームウェアのアップデートウィザードを起動することができます。
  2. ようこそ ページで手順を読み、次へ をクリックします。

    アップデートソースの選択 ページが表示されます。
  3. アップデートソースの選択 ページで、次のいずれかを選択します。

    1. 現在のリポジトリの場所 が表示され、そこに アップデートバンドルの選択 ドロップダウンリストからファームウェアアップデートバンドルが選択されています。

      メモ: 64 ビットバンドルは、iDRAC バージョン 1.51 以前を搭載した第 12 世代ホストではサポートされていません。
      メモ: 64 ビットバンドルは、すべての iDRAC バージョンの第 11 世代ホストでサポートされていません。
      メモ: OMIVV では、ファームウェアアップデート用の 32 ビットおよび 64 ビットのバンドルをサポートします。特定のモデルの同じリリース ID のカタログで、32 ビットおよび 64 ビットのバンドルが使用可能な場合は、OMIVV が前述のバンドルの他にハイブリッドバンドルも作成します。

    2. ファイルから単一のファームウェアアップデートをロードするには、単一 DUP を選択します。単一 DUP を選択した場合は、手順 6 に進みます。

      単一 DUP は、仮想アプライアンスがアクセスできる CIFS または NFS 共有上に存在することができます。次のいずれかの形式で、ファイルの場所 を入力します。
      • NFS 共有 — <host>:/<share_path/FileName.exe
      • CIFS 共有 — \\<host accessible share path>\<FileName>.exe

        CIFS 共有の場合、共有ドライブにアクセスできるドメイン形式でユーザー名とパスワードを入力するように要求するプロンプトが OMIVV から表示されます。

        メモ: OMIVV は、サーバメッセージブロック(SMB)バージョン 1.0 および SMB バージョン 2.0 ベースの CIFS 共有のみをサポートします。SMB バージョン 2.0 ベースの CIFS 共有を使用することをお勧めします。
  4. 次へ をクリックします。

    コンポーネントの選択 ページが表示されます。
  5. リストのチェックボックスで 1 つ以上のコンポーネントを選択して、次へ をクリックします。

    ダウングレード中、または現在アップデート用にスケジュールされているコンポーネントは選択できません。ダウングレードを許可 オプションを選択して、ダウングレード対象一覧からコンポーネントを選択します。

    ファームウェアアップデートのスケジュール ページが表示されます。

    さまざまなデータグリッドのコンポーネントのコンテンツからカンマ区切りの値をフィルタリングするには、フィルタ を使用します。

    コンポーネントのデータグリッド内の列をドラッグすることもできます。ウィザードからエクスポートする場合は、すべてエクスポート をクリックします。

    メモ: 再起動を必要とするコンポーネントを選択した場合、作業負荷を移行できるように vCenter 環境が設定されていることを確認します。
  6. ファームウェアアップデートのスケジュール ページで、次の手順を実行します。

    1. ファームウェアアップデートジョブ名 フィールドでジョブ名を指定し、ファームウェアアップデートの説明 フィールドに説明を入力します。このフィールドへの入力はオプションです。

      ファームウェアアップデートのジョブの名前は必須です。ここでは、すでに使用されている名前は使用しないようにしてください。ファームウェアアップデートジョブをパージすれば、そのジョブ名を再度使用できます。

    2. ファームウェアのアップデート中に問題が生じた場合は、ジョブキューの削除と iDRAC のリセット をクリックします。これによりアップデートプロセスが正常に完了する場合があります。これにより、ジョブの完了に必要なアップデート時間全体が増加し、iDRAC でスケジュールされている保留中のジョブまたはアクティビティがキャンセルされ、iDRAC がリセットされます。

    3. メンテナンスモードのタイムアウト値(分単位)を入力します。待ち時間が指定の時間を過ぎるとアップデートジョブは失敗し、メンテナンス開始タスクはキャンセルされるかタイムアウトされます。ただし、ホストの再起動時に、コンポーネントが自動的にアップデートされる場合があります。

      メモ: メンテナンスモードの最小タイムアウト値は 60 分です。
      メモ: メンテナンスモードの最大タイムアウト値は 1 日です。

    4. 次のいずれかのオプションを選択します。

      • 今すぐアップデート を選択すると、ファームウェアアップデートジョブが直ちに開始されます。

        デフォルトでは、ファームウェアアップデートの完了後にメンテナンスモードを終了します オプションが選択されます。

        デフォルトでは、電源オフおよび一時停止中の仮想マシンをクラスタの別ホストへ移動 オプションが選択されます。このオプションを無効にすると、ホストデバイスがオンラインになるまで VM が切断されます。

      • ファームウェアアップデートジョブを後で実行するには、アップデートのスケジュール を選択します。ファームウェアアップデートジョブは、現在時刻から 30 分後にスケジュールすることができます。
        • カレンダー ボックスで 月と日 を選択します。
        • 時刻 テキストボックスに、時刻を HH:MM 形式で入力します。この時刻は、OMIVV アプライアンスの時刻です。
      • サービスの中断を避けるため、次回の再起動時にアップデートを適用 を選択します。
      • ホストがメンテナンスモードでなくてもアップデートを適用して再起動するには、アップデートを適用、そしてメンテナンスモードに入らずに再起動を強制 を選択します。この方法を使用することは推奨されません。

  7. 次へ をクリックします。

    サマリ ページが表示され、ファームウェアアップデートに対するすべてのコンポーネントの詳細が表示されます。
  8. 終了 をクリックします。

ファームウェアアップデートジョブは、完了するまで数分かかります。完了にかかる時間は、ファームウェアアップデートジョブに含まれるコンポーネント数に応じて異なります。ファームウェアアップデートジョブのステータスは、ジョブキュー ページに表示できます。ジョブキュー ページにアクセスするには、OpenManage Integration で、監視 > ジョブキュー > ファームウェアアップデート の順に選択します。「ファームウェアアップデートジョブ」を参照してください。 ファームウェアアップデートタスクが完了すると、選択したホストで自動的にインベントリが実行され、ファームウェアアップデートのスケジュール ページで選択したオプションに基づいて自動的にメンテナンスモードが終了します。