OpenManage Integration for VMware vCenter Version 4.3

OpenManage Integration for VMware vCenter の機能

OpenManage Integration for VMware vCenter(OMIVV)アプライアンスの機能について、次に説明します。

表1. OMIVV の機能
機能説明
インベントリインベントリ機能では、次の項目が提供されます。
  • PowerEdge サーバの詳細(メモリの数量や種類、NIC、PSU、プロセッサ、RAC、保証情報、サーバ、クラスタ、およびデータセンターレベルビューなど)。
  • シャーシの詳細(シャーシ管理コントローラ(CMC)または管理モジュールの情報、シャーシの電源、KVM の状態、ファンや温度の詳細、保証情報、スイッチ、サーバ、またはストレージの詳細など)。
  • マルチシャーシ管理(MCM)構成で MX シャーシの関係をサポート。
  • MX シャーシ MCM 構成のファブリック情報。
  • MX シャーシに対する QuickSync ハードウェア情報。
アラートの監視および送信監視とアラートには、次のような機能が含まれています。
  • 主要なハードウェア障害を検知し、仮想化を認識した動作を実行する。たとえば、メンテナンスモードで作業負荷の移行やホストを設置、など。
  • サーバやシャーシの問題を診断するための、インベントリやイベント、アラームなどの情報を提供する。
  • VMware Proactive HA 機能のサポート。
ファームウェアアップデート

クラスタ対応のファームウェアアップデートでは次の処理が行われます。

  • サポートされているサーバを最新バージョンの BIOS とファームウェアにアップデートする。
  • vSAN クラスタに対して BIOS およびファームウェアをアップデートする。

vSAN クラスタのドリフト検出
  • vSAN クラスタに対するファームウェアのコンプライアンス。
  • vSAN クラスタに対するドライバのコンプライアンス。
ドライバのアップデートvSAN クラスタに対するドライバのアップデート。
展開とプロビジョニングハードウェアプロファイル(第 11 ~ 14 世代 PowerEdge サーバ)、システムプロファイル(第 14 世代サーバ)、Hypervisor プロファイルを作成し、PXE を使用せずに VMware vCenter を使用して、ベアメタルサーバにリモートでオペレーティングシステムを展開する。
サービス情報デルの保証データベースから Dell EMC サーバおよび関連するシャーシの保証情報を取得して、オンラインで簡単に保証をアップグレードできるようにする。
セキュリティの役割および許可

セキュリティの役割および許可には次の機能が含まれます。

  • 標準の vCenter 認証、規則、および許可との統合。
  • 第 14 世代サーバでの iDRAC ロックダウンモードのサポート。
OEM サーバのサポート

次の OMIVV の機能がサポートされています。

  • インベントリ
  • アラートの監視および送信
  • ファームウェアアップデート
  • 展開とプロビジョニング
  • サービス情報
  • セキュリティの役割および許可

メモ: OMIVV 4.0 以降では、VMware vSphere Web クライアントのみがサポートされ、vSphere デスクトップクライアントはサポートされません。
メモ: vCenter 6.5 以降では、OMIVV アプライアンスは、Flash バージョンでのみ使用できます。OMIVV アプライアンスは HTML5 バージョンでは使用できません。