vSAN クラスタのファームウェアアップデートウィザードの実行
前提条件
- DRS が有効になっている。
- ホストがメンテナンスモードになっていない。
- vSAN データオブジェクトが正常である。最初のホストでは、vSAN オブジェクトの正常性状態が正常でない場合、ファームウェアアップデートジョブは失敗します。他のホストでは、ジョブは vSAN オブジェクトの正常性状態が再度正常になるのを 60 分間待機します。
- 選択されたドライバおよびファームウェアは、VMware の vSAN ガイドラインに準拠している。選択されたドライバは、ファームウェアアップデートの前にインストールされます。
- クラスタは、選択されたデータ移行オプションの vSAN 要件を満たしている。ベースライン(クラスタプロファイル)のファームウェアまたはドライバリポジトリを選択することを強く推奨します。
- ファームウェアのアップデートを開始する前に、ドライバリポジトリプロファイルおよびファームウェアリポジトリプロファイルを作成する必要があります。ドライバリポジトリおよびファームウェアのリポジトリの作成方法については、「リポジトリプロファイルの作成」を参照してください。
- 更新中のクラスタの下のホストに対して、アクティブなファームウェアアップデートジョブが存在しない。
- クラスタ内のホストが接続プロファイルに追加され、インベントリが正常に実行されている。
- vSAN を有効化した後に、インベントリを再実行している。
- ファームウェアのアップデートジョブが進行中の vCenter のクラスタのホスト
- ファームウェアのアップデートジョブが進行中のクラスタのホストの接続プロファイル
- CIFS または NFS に配置されているリポジトリ
手順
ファームウェアアップデート ウィザードを起動するには、OpenManage Integration で クラスタ をクリックし、次のいずれかの手順を実行します。
- クラスタをクリックし、 の順に選択します。
- オブジェクト タブで、 の順に選択します。
- クラスタをクリックして、ファームウェア 画面で、ファームウェアウィザードを実行 リンクをクリックします。 の順に選択します。
- クラスタを右クリックして、 の順に選択します。
ようこそ ページで手順を読み、次へ をクリックします。
サーバの選択 ページが表示されます。サーバの選択 ページの 名前 ツリービューのチェックボックスで、ホストを選択します。
次へ をクリックします。
アップデートソースの選択 ページが表示されます。
アップデートソースの選択 ページで、次の手順を実行します。
ドロップダウンリストで、ドライバリポジトリプロファイル、ファームウェアリポジトリプロファイル、またはその組み合わせを選択します。
クラスタプロファイルにベースラインリポジトリが関連付けられている場合、関連付けられたファームウェアおよびドライバリポジトリが自動的に選択されます。
デフォルトでは、ホストのモデル名は バンドルの選択 領域で選択されます。
ファームウェアリポジトリが選択されている場合、選択したホストの各モデル名の横にドロップダウンリストが表示され、ファームウェアアップデートに必要なバンドルを選択できるようになります。ドロップダウンリストから必要なバンドルを選択して、次へ をクリックします。
ドライバリポジトリが選択されている場合は、ドライバの選択 ページが表示されます。このページには、ホスト名、サービスタグ、コンポーネント名、ベンダー、パッケージ名、現行、使用可能、適用可能なアップデート、再起動が必要 など、ドライバコンポーネントの詳細情報が表示されます。
メモ: OMIVV では、ファームウェアアップデート用の 32 ビットおよび 64 ビットのバンドルをサポートします。同じリリース ID のカタログで複数のバンドルが使用可能な場合は、OMIVV がこれらのバンドルの他にハイブリッドバンドルも作成します。メモ: 64 ビットバンドルは、iDRAC バージョン 1.51 以前を搭載した第 12 世代ホストではサポートされていません。メモ: 64 ビットバンドルは、すべての iDRAC バージョンの第 11 世代ホストでサポートされていません。ドライバの選択 ページで、アップデート対象のドライバコンポーネントを選択して 次へ をクリックします。
ファームウェアリポジトリを選択すると、コンポーネントの選択 ページが表示されます。このページには、ホスト名、サービスタグ、モデル名、コンポーネント、現行、使用可能、重要度、再起動が必要 など、コンポーネントの詳細情報が表示されます。コンポーネントの選択 ページで、ファームウェアアップデートの対象となるコンポーネントを選択して 次へ をクリックします。
ダウングレード中、または現在アップデート用にスケジュールされているコンポーネントは選択できません。ダウングレードを許可 オプションを選択して、ダウングレード対象一覧からコンポーネントを選択します。
さまざまなデータグリッドのコンポーネントのコンテンツからカンマ区切りの値をフィルタリングするには、フィルタ を使用します。コンポーネントのデータグリッド内の列をドラッグすることもできます。ウィザードからエクスポートする場合は、
をクリックします。
ファームウェアアップデート情報 ページに、すべてのファームウェアのアップデートの詳細が表示されます。次へ をクリックします。
ファームウェアアップデートのスケジュール ページが表示されます。ファームウェアアップデートのスケジュール ページで、次の手順を実行します。
ファームウェアアップデートジョブ名を ファームウェアアップデートジョブ名 フィールドに入力します。
メモ: ファームウェアアップデートジョブの名前は必須です。すでに使用されている名前は使用しないでください。ファームウェアアップデートのジョブ名をパージすれば、そのジョブ名を再度使用できます。ファームウェアアップデートの説明 フィールドに、ファームウェアアップデートの説明を入力します。これはオプションです。
メンテナンスモードのタイムアウト値(分単位)を入力します。待ち時間が指定の時間を過ぎるとアップデートジョブは失敗し、メンテナンス開始タスクはキャンセルされるかタイムアウトされます。ただし、ホストの再起動時に、コンポーネントが自動的にアップデートされる場合があります。
メモ: メンテナンスモードの最小タイムアウト値は 60 分です。メモ: メンテナンスモードの最大タイムアウト値は 1 日です。今すぐアップデートジョブを実行するには、今すぐアップデート をクリックします。
仮想 vSAN データ移行 ドロップダウンリストから適切なオプションを選択します。デフォルトでは、アクセシビリティの確認 が選択されています。
メモ: デフォルトでは、電源がオフで一時停止された仮想マシンをクラスタ内の他のホストに移動する オプションが選択されます。このオプションを無効にすると、ホストデバイスがオンラインになるまで VM が切断されます。アップデートジョブを後で実行するには、アップデートのスケジュール をクリックして、次のタスクを実行します。
- カレンダー ボックスで 月と日 を選択します。
- 時刻 テキストボックスに、時刻を HH:MM 形式で入力します。
- 仮想 vSAN データ移行 ドロップダウンリストから適切なオプションを選択します。デフォルトでは、アクセシビリティの確認 が選択されています。
メモ: デフォルトでは、電源がオフで一時停止された仮想マシンをクラスタ内の他のホストに移動する オプションが選択されます。このオプションを無効にすると、ホストデバイスがオンラインになるまで VM が切断されます。
次へ をクリックします。
サマリ ページが表示されます。サマリ ページで、終了 をクリックします。ファームウェアアップデートジョブが正常に作成されました というメッセージが表示されます。