OpenManage Integration for VMware vCenter

VLAN のサポート

OpenManage Integration for VMware vCenter は、ルータブル VLAN へのハイパーバイザー展開をサポートします。VLAN サポートは展開ウィザードで設定します。 展開ウィザードのこの部分では、VLAN の使用および VLAN ID を指定するオプションがあります。VLAN ID が提供されると、展開の際にハイパーバイザーの管理インタフェースに適用され、すべてのトラフィックがその VLAN ID でタグ付けされます。

展開の際に提供された VLAN が、仮想アプライアンスと vCenter サーバーの両方と通信できることを確認してください。 ハイパーバイザーを宛先のいずれかまたは両方と通信できない VLAN に展開すると、展開が失敗する原因となります。

1 つの展開ジョブで複数のベアメタルサーバーを選択し、同じ VLAN ID をすべてのサーバーに適用する場合、展開ウィザードのサーバー識別の箇所にあるデフォルト設定で、選択したすべてのサーバーに設定を適用しますボタンを使用します。これにより、同じ VLAN ID とともにその他のネットワーク設定を、その展開ジョブのすべてのサーバーに適用することができます。

メモ: OpenManage Integration for VMware vCenter はマルチホーム構成をサポートしません。 2 つ目のネットワークとの通信のための、アプライアンスへの 2 つ目のネットワークインタフェースの追加は、ハイパーバイザー展開、サーバーコンプライアンス、およびファームウェアアップデート操作が関わるワークフローに問題を生じます。
図1. VLAN ネットワークの例。

このネットワークの例では、展開された vCenter と ESXi ホストの VMkernal は VLAN 10 にありますが、OpenManage Integration for VMware vCenter は VLAN 5 にあります。OpenManage Integration for VMware vCenter は VLAN のマルチホームをサポートしないため、すべてのシステムが互いに正しく通信するためには、VLAN 5 が VLAN 10 にルーティングされる必要があります。これらの VLAN でルーティングが有効でない場合、展開は失敗します。